PANORAMA STORIES
ぼくが毎日、心がけていること Posted on 2026/09/19 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
父ちゃんには、父ちゃんのバイオリズムがあるみたいです。
心身の状態が周期的に変化するという仮説のことをバイオリズムというんですが、これ、科学的には根拠がないと否定されていますね。
ま、それはいいんですけれど、月の満ち引きみたいなものが、人間に影響を与えている気がする人は多いんじゃないかな、と思いますし、共時的な感覚からすると、科学的には否定されていても、人間はその人なりの周期の影響を受けているように思えるわけです。
父ちゃんもある一定の周期で、鬱っぽくなったり、明るくなったり、しています。月の暗い部分のような時期もあれば、夜空で光り輝く満月のような時期もある。
で、最近は田舎暮らしが定着してきたので、宇宙から届く波動のようなものを、夜にテラスに出て、受け止めている父ちゃんです。
日中にやることもあります。
ここのところ、生命エネルギーがちょっと翳っているな、と思ったりすると、草原に行き、太陽光や月光を受け止めたり、深呼吸を深く繰り返して、体内の浄化などをやっています。
疑うことなく、気持ちいいですよね。
先の日記にも書かせていただきましたが、自然から人間が受け取れるパワーというのがあって、自分の状態、精神状態、魂の状態がとくに整い、安定している方がキャッチしやすい感じがします。でも、逆に、精神状態が不安定な時にも、父ちゃんは自然と向き合い心の浄化を手伝ってもらっています。自然の力は偉大です。
長く、不眠症だったのですが、寝る前は携帯を離れた場所に置くようにしたら、よく眠れるようになりました。今までは枕元に置いていたんですけれど、寝つき、夢見が違っています。
さらに、月が出ている時には、ベランダに出て、体をほぐしながら、月光浴をします。
父ちゃんは心が不安定になると、もう、どうしようもないくらい、ダメな状態になるので、電磁波のようなものから、離れて自然に身を置くように心がけているんですよ。
そうすると、ひらめき、が冴えわたります。悩みとかも、くだらないな、と思えてくる。自分を宇宙の中に解き放ってやると、苦しみから解放されるのがわかります。
自然と向きあうことで、それは可能なんですよ。





ぼくは毎朝、8時くらいに、三四郎と散歩に出ます。
アトリエじゃなくて、アパートがある村です。
この村の中で一番大きな木、ご神木のような高木があるんですが、そこに手をあてて、おはようございます、と心の中で言うんです。言葉にすることもありますが、思うだけ、でいい。
すると、何か受け取ることが出来ます。
この高木は、ぼくのアトリエの屋根裏部屋の天窓から見えるんですが、ある時、その高木の中心、心臓の部分みたいな場所だけ、ゆらゆらと動いていました。
高木自体はまったく動いていません。ちょっと手をふってみたんですが、すると、その木がさわさわと動くんです。なんだ、そういうことか、と思いました。
自然はサインを送ってきます。このサインを見逃さないように、意識を開いておくことが大事ですよね。
ぼくが毎日、心がけていること、でもあります。
父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
最近、三四郎と歩いていると、すれ違う人たちから、親指を立てて、いいね、サインもらいます。それをぼくは「サンシーライク」と呼んでいます。今日も海沿いの遊歩道を歩いていたら、すれ違ったおじさんに、「SANSHI LIKE」もらいました!ひゃっほー。
☆
1,インスタでサブスクはじめています。週に一度の頻度で生配信のラジオ。コンサート情報など、父ちゃんの不意の動き、わかった時にお伝えしていきます。ご興味あるみなさん、父ちゃんのインスタから、どうぞ。
2,新刊「泡」刊行記念、インタビュー受けました。集英社オンラインから出る予定です。
3,父ちゃん率いる新バンド「歌う詩人」のファーストアルバムがディスクユニオン全店で販売されます。予約特典あり。
4,パリモダンアートフェアに出品。10月22日ー25日
5,11月5日から、リヨンで個展。
6,11月18日に、エバーマインズとパリ市内のライブハウスでライブやります。チケットは発売中。下から、どうぞ。
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https://www.fnacspectacles.com/event/the-everminds-special-guest-tsuji-cafe-de-la-danse-paris-11-21732503/


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。


