PANORAMA STORIES
父ちゃんの普段着飯ではない飯、「ローストビーフ」 Posted on 2026/09/30 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
どうでもいいことなんですが、もうすぐ誕生日なんです。で、アメリカ人のご夫妻が、フランス旅行のあいまをついて、ノルマンディのアトリエまで、お祝いにかけつけてくださいました。
こちらのご主人、口数が少ないんです。無口な男なんですが、ヘヴィーメタルが大好きで、音楽の話をする時だけ、会話が成立するんですよ。笑。
その男がぼくのために選んだプレゼント御覧ください。
☆
ぼくがウイスキーが好きだってことをどこかで調べたようなんですね。
このグラス、一生大事にしたいので、使わないで、飾ることにしました。食器棚の上段に。
黒いキューブは凍らせて、グラスに入れても、溶けないから、いつまでも濃いウイスキーが飲めるのだ、とか・・・。おおお。
これをくれたクリスさんはメタリカのファンで、お礼に、ぼくの新曲「詠み人知らず」を弾き語りしておきました。
11月にパリのライブで歌うので、一部、仏語と英語にしたんですが、終わったら、めっちゃ拍手、無口な男にも受けたので、喜ぶ父ちゃんでした。
で、クリスさんに、英訳のさらなるネイティブチェックをお願いし、歌いにくい場所を直してもらいました。彼も作家なので、素晴らしい英語になりましたよ!!!!
いつか、ライブ、観に来てほしいな~。

※ かっけー。男心をくすぐるぜ。こちょこちょ。


ということで、今日のメインは、ローストビーフと、チラシ寿司、になりました。
なんで?
とか、言わないでね。
アメリカ人はお肉が好きだから、ローストビーフ、そして、和の心でおもてなししなきゃね、ということで、チラシ寿司、でございます。
あ、パスタも・・・。あはは。



クリスご夫妻、ぼくの村を大変気に入ってくだいましてね、今日は、不動産巡りをする、とのことでした。笑。
ちかくに、この無口な男とその嫁さんが移り住んでくる日があるのかな。無口は大歓迎です。
ぼくは自分がおしゃべりだけれど、人がしゃべるのは好きじゃないんです。あはは。
だから、三四郎はちょうどいいんですよね。意見言わないから・・・。
クリスさんは、個展なんかも観に来たりするんですが、一言も言わないで、帰っていく、無口ぶり・・・。
出会った頃は、まじで、会話が成立しなくて、困ったこともありました。でも、今は、慣れましたた。干渉しあわない絶妙な距離感、稀有な友人です。
言葉を必要としない人間、ぼくのまわりには、多いです。
あの、パリの怪人、野本も、ほとんどしゃべらない、というか、ああ、とか、ううう、ですからね・・・。会話になりません。
そういう人が楽でいいんですよね。
理解しあう、っていうのは、まやかしで、人間って、テレパシーで通じ合えたほうが長続きしますね。会話は、自分が納得するためのものだったりします。誤解も生むからね、意気投合という誤解ばっかりでした。あはは。
だから、ぼくはラジオが好きなのかな・・・。

このお花は、野本のお店「国虎屋」が35歳になったので、35本のバラを送ったんです。
でも、野本から、お礼の電話もラインも一切ありません。
この写真は、奥さんのますみさんから、いただきました、丁寧なお礼の言葉と一緒に・・・。いい奥さんです。
下の写真、左端に、撮影する奥さんが映っていますが、こういう関係、うらやましすぎますね。ずるいなー。笑。
なんで、野本はモてるんでしょうね・・・。意味わからん。ぷんぷん。
はい、冗談はさておき、今日も精一杯生きましょうね。
えいえいおー。小さな声で。


父ちゃんの独り言、&、近況。
来月、日本でライブじゃないですか、山下さんが、グッズ開発してくれてました、勝手に・・・。で、最終案が今日出来てまして、素晴らしいです。「歌う詩人」Tシャツと、名刺サイズの「歌う詩人」ステッカー、「歌う詩人」絵ハガキ、みたいな、笑、で、毎回、ライブの度に少しずつ変えていきたい、というご提案でした。
勝手にやっていることなので、黙認しておりますが、内心はうれしい父ちゃんです。今も、父ちゃん、辻ビルのTシャツ、毎日、着てまーす。
ライブに向けて、えいえいおー。

11月8日に、エバーマインズとパリ市内のライブハウスでライブやります。チケットは発売中。下から、どうぞ。
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https://www.fnacspectacles.com/event/the-everminds-special-guest-tsuji-cafe-de-la-danse-paris-11-21732503/
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。


