JINSEI STORIES
赤ワインで作る蛸のラグーのスパゲッティ! 実にうまいぞよ Posted on 2025/05/05 辻 仁成 作家 パリ
パリは、今日もハッピーさんだらけでした・・・。観光客らが全員で漕いでいる。一人、ハンドルを握っている。疲れても、払うだけの価値がある、乗り物のようだ。最近、こういうのがめっちゃ流行っている、パリ。だいたい、アメリカ人向け・・・。日本人がやっているのだけは、見たことない。あはは。国民性なんだよね。
さて、昨日は赤ワインで作るリゾットであったが、今日は、赤ワインで作るスパゲッティでいくぞよ。
ということで、蛸のラグーの赤ワインスパゲッティ、なのだ!!!
マジで、これは美味いのじゃよ。
さっそく目安レシピいってみようかな。
主な材料は、こんなところ、
蛸、
赤ワイン、
パセリの茎、
ニンニク、
アンチョビ、
・・・・。
※ 蛸は、ラグーにする。包丁で、細かくカット、ついでに、ちょっと叩いておく。
はい、では、一緒に作ってまいろう。
アンチョビ、鷹の爪、にんにくをフライパンにいれ、オリーブオイル回し掛け、で加熱し、香りを移すのはいつものごとく、だが、ここに、パセリの茎を入れておく。
蛸の海臭い香りをこの大地から伸びた茎が見事に緩和させ、素晴らしい調和を持ち込む。
ラグーにした蛸を投入、
赤ワインを投入、
パッサータを、けっこう、投入、
※ パッサータとは、トマトを潰して濾したピューレ状のソースのこと、もし売ってなければ、トマトピューレでもいいかな。その場合は、ちょっと水で薄めるか。
火を弱め、じっくりと煮込んでいく。
これでソースは完成、塩胡椒で、味を調整する。
硬めに茹でた麺を入れて混ぜたら、完成じゃ。
ということで、美味しい蛸の赤ワイン・スパゲッティの出来上がりなのである。
パセリを上に載せて、食べてみてほしい。
パスタには白ワインといういつもの概念が吹っ飛ぶほど、赤ワインがばっちぐー。
なるほどな、さすが、イタリアン、と思わずうなる赤ワインパスタ!
パッサータを入れ、赤ワインで煮込むことで、蛸が、茶色っぽく、肉っぽく変色していくところが、妙。
これは絶品な一皿なので、ぜひ、やってみてくだされ~。
※ 実は父ちゃん、写真見てわかる通り、ノルマンディで、太陽浴びるものだから、小麦色に日焼けしちゃったのだよー。日焼け止めとか、普段塗らないじゃん、だから、肌が小麦色に、あはは。夏だねー。赤ら顔、酒のせいではありませぬ。
つづく
今日も読んでくれてありがとうございます。
画家&作家、HitonariTSUJIの海外向け作家紹介サイトを制作することになり、当事務所専属のウェブデザイナーことやなさんとカフェで牡蠣を食べながら打ち合わせをやったのだけれど、打ち合わせよりも、牡蠣の方がおいしくて、ひっくりかえってしまい、打ち合わせは「お任せ」ということで、お開きになったのでした。いやあ、フランスの牡蠣、おいしゅうございました。でも、きっと素晴らしいサイトが出来るはずなので、お楽しみに。「辻仁成の現在」というウェブサイトになり、秋のパリの個展目掛けて、スタートします。インターナショナルな活動のためのウェブサイトなので、英語メインになるかな、と思いますが、何せ、言葉はほとんど関係ない絵の世界ですから、閲覧くださいませね、出来た時に・・・。それは、いつだ!
※ 元ルノー社のデザイナーだった、やなさん。お馴染み、一本線に情熱を傾ける、不思議なおっさんです。いつもミーティングの時にノートを取り出すのはいいのだけれど、何も書かないで、呑むだけ呑んで、ノートを閉じて帰っていく、謎な人。あはは。乞うご期待。
フランスの個展が、10月13日からスタートします。かなり、力作ぞろいです。パリ、マレ地区にあるぼくのホームベース、ギャラリー・20・トリニーにて。2週間、開催。
同じ画廊で、5月15日から、グループ展に参加します。5週間、開催。
日本では、7月9日から、三越コンテンポラリーギャラリーで個展、2週間、開催。そのあと、岡山の天満屋でも、まだ、ポスター出来てない。あしからず。写真がそろい次第、作りますね。岡山の皆さん、お楽しみに。