JINSEI STORIES
頑張りすぎず、すこーんっと行こうぜ、スコーンで! Posted on 2025/05/21 辻 仁成 作家 パリ
何事もし過ぎないことが大事だね。
頑張りすぎない、
欲張りすぎない、
やりすぎない、
働き過ぎない、
休み過ぎない、
夢中になりすぎない、
生き急ぎ過ぎない・・・。
最近、父ちゃんは、そういう自分をちょっといさめている。
し過ぎじゃないか? ちょっと手を抜こう、誰も怒らないから、とね。
有名ユーチューバーさんとかで、金持ち自慢が多いけれど、成功自慢とかね、そんな人生だけじゃないよ。
デンマークとか、オランダとか、アイスランドとか、ぜんぜん、一番の国じゃないけれど、豊かなんだよね。ノルウェーとか・・・
何も経済大国である必要ないじゃん、と思うんだよね。
自分の中で、芯をもって生きられれば、それが一番だと思う。
ま、のんびりと、着実にやってればいいんだよ。
とはいえ、挫けそうになることがある。こんな父ちゃんでも・・・。
そういう時には、スコーンを作って食べる、いや、マジで。
すこーんっと突き抜けるために、スコーンがちょうどいいのだ。あはは、しゃれ?
ということで、今日は、スコーンを作るぜ。
バナナとチョコのスコーンだ。
これは、冷凍しておけば、いつでも食べたい時に食べられるから便利なのである。
そして何より、材料費がかからないから、家計にも、よい。
こんなおいしいものが自宅で出来ちゃう、これを幸せと言わず、何を幸せというのか・・・。
ほなら、じゃあ、作ってみようかね。
主な材料:強力粉、薄力粉をお好みの割合で200g、熟したバナナ小さめ1本、牛乳40ml、ベーキングパウダー4g、砂糖20g、卵半分、バター45g、チョコレート50g。
バターをサイコロ状に切ってよく冷蔵庫で冷やし、振るった粉類と混ぜる。手でバターと粉類を擦りあわせ、バターと粉が混ざって砂状になるまでしっかり混ぜ合わせる。潰したバナナと牛乳、卵を粉類と混ぜる。
ざっくりチョコレートを砕く。
チョコレートを加えて、ざっくり混ぜたら一度ジップロックなどに入れて冷蔵庫で30分休ませる。
生地を伸ばし、半分に切って重ねる。これを3回ほど繰り返したら適当な大きさに切って、残った卵半分を表面に塗って焼く200度のオーブンで20分ほど焼いたら完成。
ま、コツさえつかめば、お店のよりもおいしいスコーンが自宅で、出来る。
朝ごはんによし、三時のおやつによし、こんな便利な食べ物はない。
悩んだ時には、スコーンを作って、バクバク食べて、すこーんっと復活しちゃおうぜ。
えいえいおー。
今日は油絵はちょっとおやすみして、マジックでイラストを描いて過ごした。
「パリの公園」をスケッチしていつか本を出したいなー、と思っていて、自分がいつも行く公園のモノトーンな人間模様&犬模様を、暇が出来ると、描いているのだ。
これは、これで、豊か、だぜ。
出版社とかぜんぜん決めてないけれど、いつか、イラストを通して、パリを楽しんでもらえたらなー、と思っておる。
何年か先に・・・。
モノクロームのパリ、いいじゃんね。
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
スコーンはね、ジャムとフレッシュクリームで食べると美味しい。で、ジャムも手作りをするから、次回、いつか、ジャムの作り方をお教えしましょうかね。ジャムはそれほど好きじゃないんだけれど、買った果物がなんか傷み始めると、慌ててジャムにしている。笑。しかも、自分はジャム好きじゃないから、スタッフさんとか、人にあげたりする。変だよね? ま、アーティストだから、しゃーないね。ほんと、変わってるんだよ。ぼく、・・・ぼくってだーれ?
個展関連、お知らせ。
今年の個展のタイトルは「LE VISITEUR」(訪問者)さて、何が訪問? ふふふ。
7月9日から、日本橋三越本店で、2週間の、個展。
7月23日から、岡山天満屋で、個展。6日間の個展。
10月13日から、パリ、ギャラリー20THPRIGNYで、2週間の個展。
※ ラジオ・ツジビルでは、毎回、小説の朗読を、本人である父ちゃんがやったりしています。気まぐれですが、だいたい、毎回やってるかな。
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