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今日の献立、フレンチビーフシチュー Posted on 2025/07/23 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
さて、今日は、牛頬肉の赤ワイン煮込みを作ってみましょうね。
今日の献立に、いかがでしょうか?
とろけるような牛肉のフレンチ煮込み料理になりますよ。

ということで、牛肉のワイン煮込みの作り方を、今日は皆さんに、ご指南させて頂きます。
ま、いつものごとき、目安レシピとなるので、適当に、真似てみてください。
自分の好きなようにアレンジしていいんだからね、楽しんで料理してほしい。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

さて、まず、材料だですが、・・・。
お肉500g、
玉ねぎ1個、
にんじん2本、
にんにく1片、
塩胡椒、
ハーブ、
ビーフブイヨン1個、
赤ワイン500ml、
仕上げ用にマッシュルーム、
玉ねぎ適量。
かな。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

お肉に塩胡椒をして小麦粉をまぶしておく。小麦ををまぶすのが、大きなポイントになるよ。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

ココットに油をひいて、ニンニクと一緒にお肉に焼き色をつける。
にんじんを先に炒めるので、カットしておく。
それからね、ここで、玉ねぎを一個、スライスして、一緒に焼くよ。
これは、煮込んでいるうちに、溶けてスープの中に入っていきますからね。
にんじんは残るけれど、最初、小玉ねぎは、味に深みを出すため、だと考えて。
あとで、完成間際に、小玉ねぎを2個、投入します。3個でもいいよ。好きなだけ、どうぞ。

今日の献立、フレンチビーフシチュー



今日の献立、フレンチビーフシチュー

美味しそうに焼き色がついたら、お肉を一旦取り出し、小さな鍋とかに、あげておいてね。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

とりだした、お肉は、こんな感じになるよ。そしたら、

今日の献立、フレンチビーフシチュー

肉汁が残った大きなココットの赤に、にんじん、小玉ねぎをいれて、炒めます。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

ココットでにんじんと玉ねぎを炒めたら赤ワイン500mlくらいを加え、ココットの底についたもの(肉の汁の粕みたいなもの)もしっかり、木のスプーンとかで、こすって、注ぎ落し、混ぜ合わせる。これ、大事なポイントね。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

そこに、取り出しておいた肉を戻し、煮込んでいく。いい感じでしょ?

今日の献立、フレンチビーフシチュー

で、お肉がひたひたに隠れるくらい水を加え、ビーフブイヨン、ハーブをいれて煮込む。煮込む、仏語で、れでゅいー、というらしい。あはは。れでゅいーする。煮詰める、かな。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

お肉が柔らかくなってきたら(2,3時間かかる。日本のお肉はもとが柔らかいから、様子をみてね、ぼく、今日は牛頬肉を使ったので、ちょっと時間がかかった)、別のフライパンで、マッシュルームと玉ねぎをバターで炒める。バター、が、中に染み入って、イイ感じになるぞー。

今日の献立、フレンチビーフシチュー

炒めたマッシュルームと玉ねぎをお肉の中に入れてさらに蓋をあけたまま30分ほど煮込んだら完成。
煮汁が多い場合はちょっととろっとするくらいまで煮詰めてねー。



ということで、完成です。
生クリームはお好みで、中心に載せているのは、タイムね。黒胡椒とか、あうんだよね。
にんじん、味がしみて、最高。肉は、ほろほろ、で最高でありました。
やってみてください、日本だと、煮込み肉、カレー肉なんかで、十分ですよ。
ボナペティ!!!!

今日の献立、フレンチビーフシチュー



今日の献立、フレンチビーフシチュー



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