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春のゆらぎ肌に活躍する、フランスのシカクリーム! Posted on 2023/04/20 NANA メイクアップアーティスト パリ

 
急激に強くなる紫外線、花粉、寒暖差と、春先は肌荒れの悩みが尽きません。
フランスの花粉は日本に比べると強くありませんが、その代わりに酷いのが大気汚染です。
特にパリは車の往来も活発ですし、サハラ砂漠からの砂塵がやってきて肌に悪影響を及ぼしてしまいます。
近頃はフランスの女性も肌荒れを起こしている人が多く、薬局では品切れが発生したアイテムもありました。
それは何でしょう?
日本でも数年前から話題になっている、「シカクリーム」です。
 

春のゆらぎ肌に活躍する、フランスのシカクリーム!



 
シカクリームとはセリ科の植物、ツボクサのハーブエキスを抽出した成分「シカ(CICA)」を配合したスキンケアクリームのことを言います。
肌荒れを沈静するほか、肌の再生効果があるとして韓国でまずブームとなったあのクリームです。
これはフランスでも浸透していて、たくさんのメーカーが「シカ」と名のついた製品を販売しています。
ただフランスでは女性の美容に、というよりは“困った時のお守りアイテム”として、老若男女問わずに愛用されていますね。
 

春のゆらぎ肌に活躍する、フランスのシカクリーム!

(フランスの薬局では物凄い数のシカクリームが置かれています)

地球カレッジ



 
私がお世話になったのはコロナ禍、マスク着用義務がまだあった頃の2020年でした。
マスク荒れを薬局で相談したところ、フランス人の薬剤師さんに勧められたのが「ラロッシュポゼ」のシカプラストだったのです。
症状は軽い接触性皮膚炎でした。
口の周りがカサカサ、頬にも乾燥性のニキビがちらほらと出ていました。
 



春のゆらぎ肌に活躍する、フランスのシカクリーム!

 
テクスチャーは少しねっとり、でも肌にのせると少量でもスーッと馴染んでいきます。
これには効果を実感しました。
数日でマスク荒れが改善しましたし、肘や膝などボディの乾燥対策にもなりました。
ということでフランスでは女性も男性も、皮膚がポロポロするほど荒れてしまった時に使用するのがシカクリームです。
つい最近パリの大型薬局に寄ったところ、ラロッシュポゼのシカプラストが品切れになっていました。
やはり今は乾燥に悩んでいる方が多いのでしょう。
パリの大型薬局は通常より2〜3ユーロもお手頃なので、インフレの現在はどこも大混雑しています。
 

春のゆらぎ肌に活躍する、フランスのシカクリーム!

(上がシカプラスト・バーム、下がシカリップ)



 
それからメイク中、お助けアイテムになるのが「シカリップ」です。
フランスの女性は唇が乾燥していることが多い。
日光浴が大好きな国民性であるのと、お喋り好き、冷たい飲み物よりホットドリンクを好んで飲んでいることが関係しているのかなと私は思っています。
しかし唇が乾燥していると、口紅が縦ジワに入り込んでしまい発色も良くありません。
肌のターンオーバーが通常28日であるのに対し、唇は3〜4日と非常に早いです。
なので特別なケアが唇には必要です。

「シカ(CICA)」が配合されたシカリップを塗ると、口紅の滑りが良いほか縦ジワが気にならなくなります。
ジェルタイプというのも、下地代わりになって良かったです。
ただ下地として使う場合、塗布5分後くらいにティッシュオフすると内側だけ保湿されてリップメイクも落ちにくくなります。

フランスは年がら年中乾燥しているので、クリーム大国でもあります。
シカクリームのほかにも、バーム(Baume)やポマード(Pommade)などたくさんの乾燥ケアが存在しています。
冬とは異なる肌荒れが発生するこの季節は、シカクリームが大活躍するフランスでした。
 

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Posted by NANA

パリ在住。世界の美容とコスメのトレンドを追いかける