PANORAMA STORIES
今日の献立、ベシャメルソースからの、ハムのクリーム・パイ Posted on 2025/07/09 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
今日はベシャメルソースを使って、フランスの家庭料理の定番中の定番、フィユッテ・ド・ジャンボン(ハムのクリーム・パイ)を作りますよ。
ベシャメルソースさえあれば、簡単なので、やってみてくださいねー。昨日の日記読んでない人のために、ここに、昨日のレシピ、貼っときますー。
ベシャメルソースのレシピはこちらになります。
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https://www.designstoriesinc.com/jinsei/daily-5419/
フランスのスーパーにはどこでも売っている「パイ生地、タルト生地」を使います。
日本のスーパーでも、売っているの見たので、見つけてくださいね。ネットですぐに買えますよ、今時・・・。
フランスはこういう風に、筒形になっているけれど、日本のパイ生地、タルト生地は、まんまる型だったと思います。
フランスのより、小さいのは、多分、日本のオーブンサイズにあわせてあるのだと思うなー。
企業努力素晴らしいね。大きさは、関係ないから、安心してくださいね。
パイ生地をこうやって、オーブン皿の上に広げて、あ、下にはクッキングシートを敷いてくだされ。で、まず、ベシャメル(下)とパリメジャーノチーズ(上)を写真のように、載せてみてください。
ハムは、大きさによりますが、4枚くらい、入れた方が、肉感が出ますよ。
そうしたら、バカでかい餃子みたいに、折って、角をつまんでください。きゅっ、きゅって、適当に右から左へ、あ、左から右でもよかですよ。
包んだら、小刀で、ナイフでもいいよ、なんか、葉っぱの模様とか、適当に描いてくださいね。アートさく裂でOKです。
焼きあがると、欧風な感じに仕上がるから、家族やお友達に喜ばれますよ。
そして、卵の黄身を、あれば、塗った方が、照り感がよくなるのです。
オーブンで、20分くらいかな、個体差で違ってくるから、パイ生地の端っこの焦げ具合とか見ていると、わかります。
もう、出来ているものだから、完全じゃなくても食べられるけれど、火がいい感じで入った方が、サクサク感、出まするよー。
真ん中をこういう風にカットすると、フランスで売っている「フィユッテ・ド・ジャンボン」と同じになりまするぞー。
これが、うまいっちゃんね。
ボナペティ!!!
おまけ。
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ベシャメルソースがちょっと余ったので、夜にでも、また、何かつくれます。このように、フレンチの基本ソースの一つ、ベシャメルをマスターするだけで、ラザニア、クリー、ムコロッケ、ドリアなどなんでも、美味しくできるので、お試しあれーあれー。
いよいよ、本日、7月9日より、辻仁成の個展がスタートしますよー、やった!!!!
待った甲斐がありましたぞ。
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「Le Visiteur」展、
東京、7月9日から21日まで、三越日本橋本店、コンテンポラリーギャラリーにて。
岡山、7月23日から28日まで、岡山天満屋本店、美術画廊にて。
パリ、10月13日から26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて。
問い合わせは、各画廊へお願いします。
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そして、毎月3回やっているラジオ・ツジビルはこちらから、です。どうぞ。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。