PANORAMA STORIES
今日のおやつ、ファザーズ・クッキー Posted on 2025/07/27 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
もう何度も、ご紹介してきたクッキーなので、何をいまさら、と思われるかもしれませんが、しらじらしく、登場です、父ちゃん自慢のファザーズ・クッキー。
これ、ほんとうに美味しいです。全部、美味しいけれど、これは、特別、笑。
ファザーズ・クッキーというくらいですからね、辻家定番のおやつ、ということになります。
子供は、大好き!!!
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では、いきなり、材料ですぞ。
材料
小麦粉180g、
重曹小さじ半、
ベーキングパウダー小さじ半、
塩ひとつまみ、
バター100g、
卵(小)1個、
グラニュー糖40g、
カソナード100g、(ブラウンシュガー)
好みのチョコレート100g、
あればバニラビーンズ少々(もしくはバニラエッセンス少々)
はい、じゃあ、作りますよ。
まず、ボウルに材料表の中の粉ものを全部入れ、軽く混ぜておきます。
で、出来ましたならば、これは、ちょっと脇に置いておいて、と。
別のボウルに、バターを溶かして、砂糖とバニラビーンズを加え、泡立て器でよく混ぜたら卵を加えツヤツヤになるまで一生懸命、さらに混ぜてください。
そしたら、そこに、先に混ぜておいた粉類の、まずは半量だけ入れます。
スプーンでざっくり混ぜるんですよ。
一回でやっちゃダメなんです。
いっぺんにやるとしっかりと、混ざらないんです。
だから、二回に分ける。
これが大きなコツになります。
で、残りの粉類も加え、粉っぽさがなくなるまでしっかりと混ぜあわせることがこのクッキー作りの一番大事なところとなります。
そしたら、そこに砕いたチョコレートを加え、ラップをして冷蔵庫で30分ほど寝かします。
冷蔵庫から取り出し、オーブン板にクッキングシートを敷いて、あればアイスクリームディッシャー、なければ大きめのスプーンで生地を掬って、間隔をあけて、並べていくのですが、平べったくしないで、アイスクリームのワンボールを掬い取るような感じで、高さを出して並べなきゃいけないんですよ、わかります?
そして、オーブンに入れますが、…。
ここも、コツ、ポイントになるんです。
並べた生地の上に、覆うような感じで、クッキングシートをかぶせ、180度に予熱したオーブンで10分焼きます。
焼きたては柔らか過ぎて崩れやすいので、10分ほどそのまま放置し、粗熱が取れてクッキーがある程度固まったら、ケーキクーラーなどにのせて冷まします。
温かいうちに食べても良いし、ちょっと冷めてから食べても、しっとり感はかわりません。
翌日は電子レンジで10秒ほど温めるとチョコがトロっと溶け、ケーキのようなクッキーになるという寸法です。
まさに、ケーキ・クッキーですね!
これは、やっぱり自宅で作るからこそのしっとり感が素晴らしい。そして、意外とこの柔らかさは長持ちします。
ということで、ボナペティ!
日本での個展はすべて、終わりました。
個展情報です。
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パリ、10月13日から26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて、「辻仁成展」開催。
2週間、パリで開催、この季節のパリはアートのパリなんですよ。
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パリ、2026年、1月中旬から二か月間、日動画廊パリにて、グループ展に参加します。
問い合わせは、各画廊へお願いします。
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そして、毎月3回やっているラジオ・ツジビルはこちらから、です。どうぞ。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。