PANORAMA STORIES
今日の献立、ミントと松の実の蕎麦サラダ Posted on 2025/09/02 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
日本は超暑い残暑が続いている、と聞いています。
そこで、父ちゃんから、涼しくなり、健康にもいい、ミントと松の実のさっぱりサラダ蕎麦を提案させてください。
これは抗菌作用もあり、涼しくもあり、この季節に最適な一食になります。
まずは、材料から・・・。
材料(2人前)
蕎麦、180g
松の実、25g(お好きなだけ)
胡桃、25g(お好きなだけ)
ミント、6g(これも好きなだけで結構です)
※今回はお好きなものは好きなだけOKですが全体のバランスをみてね。
今日手に入った生野菜として、セロリ、クレソン、ミズナ(ぼくは苦味が癖になる生タンポポの茎を使用)、など、お好きなだけ。
茄子、一個。
赤唐辛子、1~2個。(辛くないものを推奨)
胡麻、少々
塩胡椒、少々
オリーブオイル、大匙2(お好みで、加減)
ごま油、大匙1(香りづけなので少なくてもいい)
麺つゆ、大匙1
米酢、大匙1
まず、茄子と赤唐辛子(種を取っておく)に、弱火で少しずつ火を入れます。
赤唐辛子にはオリーブオイルを小さじ1くらい振りかけておきましょう。
火が通り出したら、その脇のスペースで松の実と砕いた胡桃を炒ってください。(もちろん、別々でもいいですよ。ぼくは横着だから)
各野菜は丁寧に洗い、食べやすいサイズにカットし、ボウルに入れます。
オリーブオイルを回し掛けし、よく和えておいてください。
そこに炒めた茄子、松の実、胡桃、赤唐辛子を入れ、さらに和えます。
さらに、ごま油、塩、麺つゆ、米酢を全体の半量ほどいれて、よくなじませます。
茹でた蕎麦を水で冷やし、別のボウルに入れて、オリーブオイル、ごま油、麺つゆ、米酢で味付け、塩で整えます。
お皿に、まず、麺をとりわけ、その上に野菜を載せ、最後にミントを散らしてください。(ミントは最初の野菜ボウルの中にも少し入れたほうがベターかな。できればみじん切りに)
味が薄ければ、フラー・ド・セル(塩の華)などをふりかけるとアタックが出て、さらに美味しくなります。
味変として、気分を変えたい時には、中国の花胡椒などを足してください。
このサラダ蕎麦の一番の特徴はやはりミントが持ち込むさわやかな広がりなんです。
抗菌作用に優れた味であることは食べれば一食瞭然。
身体にいいものを食べている感じ満載の「ミントと松の実の蕎麦サラダ」いかがでしたか?
☆
ボナペティ!
ということで、芸術の秋だからこその、個展情報です!!!
近づいてきましたよ。準備万端です。
☆
パリ、10月13日から26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて「辻仁成展」2週間、開催します。
だいたい、午後の14時から、18時くらいまで開画廊いたします。みんな長く働かないので、午後、お越しください。
今回は、浮世絵にヒントを得た新しいシリーズ、ボタニカルな美しいノルマンディ世界、など、今までにない辻ワールドでおおくりします。全23~24点の渾身作で行くよ。笑。
☆
1月中旬から3月中旬まで、パリの日動画廊において、グループ展に参加し、6点ほどを出展させてもらいます。
一部の作品は、辻仁成の美術サイトで確認できますので、どうぞ、御覧ください。
☟
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。