PANORAMA STORIES
何食べているの~、父ちゃんのノルマンディ飯(14) Posted on 2025/09/27 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
ノルマンディやパリで暮らしていても、普段、一番食べるのは、やっぱり、和食なんです。
なんとなく、ノルマンディらしいものばかり、気取って書いていますが、実は、主食は和食なんですよねー。
やっぱり、日本食、最高です。
ということで、ここ最近、父ちゃんがノルマンディで食べた、和食を中心にお話をさせてもらいます。
実は、和食の達人なんですよ、おほほ。
歳ですかね、最近、胃袋が濃厚なフレンチにはついていけず、つい、和なるものばかり、食べている父ちゃんなのであります。
ぼくは、朝ごはんは食べないので、昼飯が楽しみでならないわけです。
7時に起きて、三四郎と散歩をし、三四郎に朝ご飯を与えてから、11時半まで、今は、ご存じ連載小説「泡」の執筆にあたっています。
今のところ、順調ですね。
そこから、ちゃちゃっとランチの準備です。
午前中、めっちゃ頭の運動するので、昼くらいには腹ペコです。
ということで腹ペコ父ちゃんの昼めしでーす。
こちらは、左が、マグロ納豆ですね。
まぐろは漬けにしてあります。これをサイコロ状にカットし、納豆とあえたもの、最高でした。
右のは、茄子ですね。茄子を油をあまり使わず、皮目から焼きを少しずついれていき、じっくり仕上げたら、こうなります。
最高でした。
ヘルシーだからこそ、最高なんです。
見てください、この美しいご馳走。
こういうのを「本当のご馳走」と言いますね。
たらふく食べても胃に優しい、最高です。
昼ごはんのあとは、昼寝をしてから、絵の創作に入ります。
一応、秋のパリの個展作品は完成しているので、次に向けて緩やかに絵と向き合い、それから、夕飯の準備へと突入します。
夜は夜で、大切な1食ですからね、今日は「肉じゃが」が食べたいと思ったので、薄切り肉を解凍し、美味しい肉じゃがを作りました。
おお、最高~。
そして、お野菜は、白菜の浅漬け。
いやー、これがまた最高なんです。
じゃあ、今日は簡単ではありますが、父ちゃんの浅漬けレシピをご紹介いたしましょう。
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「白菜8分の1くらいを好きな大きさに切って、ビニール袋にいれ、塩小さじ半、お酢と砂糖を小さじ1くらい、鷹の爪あればお好みで。白菜と馴染ませてぎゅっと空気を抜いて1時間くらいつけておく」
以上です。
やってみてくださいまし。
はい、そして、メインディッシュはこちらです!!!
ちゃちゃっと、レンコンと鶏肉をフリットにします。
洋風の天ぷらですね。
簡単レシピ~。
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「片栗粉と小麦粉がだいたい半々で、そこに、ちょっとベーキングパウダーいれて、塩も足して、少し、マヨネーズ入れて、ちょっと水で伸ばしたものを潜らせて、小さなフライパンでちゃちゃっと、揚げたもの」
ですが、最高の最高ですよ。
やってみてね。
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ということで、お蕎麦になりました。
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日本酒ですね。
最高でした。
明日も頑張ろうと、ノルマンディの片田舎で三四郎と生きる父ちゃんは思うのであります。
もうすぐ、パリの個展じゃー。
熱血~!
よし、いくでー。
パリごはん、再放送のお知らせ。
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「ボンジュール!辻仁成のパリごはん 2023SP」
今回は、NHK BSP4Kでの放送となります。
「ボンジュール!辻仁成のパリごはん 2023SP」
【再放送】 NHK BSP4K
10/13(月・祝) 午前9:30~10:59
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辻仁成、個展情報。
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パリ、10月13日から26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて「辻仁成展」2週間、開催。
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1月中旬から3月中旬まで、パリの日動画廊において、グループ展に参加し、6点ほどを出展させてもらいます。
よし!
すべて、よし!
負けないぞ、父ちゃん・・・。がんばれ・・・。by さんしー。
そんな父ちゃんのノルマンディからのラジオ・ツジビルはこちらから、どうぞ。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。