PANORAMA STORIES
今日の献立、辻家の半熟味付け煮卵丼 Posted on 2025/10/19 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
今日はもう何度もデザインストーリーズでご紹介した、父ちゃんの煮卵丼の作り方を出遅れた読者の皆さんのために、ご紹介いたします。
自画自賛で恐縮ではございますが、好評だったんですよねー。えへへ。
ということで、父ちゃんの半熟味付煮卵を作ってからの
煮卵どんぶりとなります!!!
煮卵といっても煮たりしないので、正確には味付け卵になるのですが、硬いことは言わないでください、半熟なので、笑。
ということで、これをいろいろと工夫することで美味しい、煮卵丼が作れますよ、という話しです。
まずは、半熟トロトロ煮卵のレシピをご紹介します。
美味しいし、超簡単なので、やってみましょう。
用意よろしいですか?
半熟煮卵の材料はシンプルです。
☆
卵 6個
醤油 70cc
みりん 40cc
酒 30cc
砂糖 大さじ2
となります。
漬け汁の材料を鍋でさっと沸騰させ、粗熱を取っておいてください。
沸騰したお湯に卵6個をいれます。
できれば網オタマとかをつかってゆっくりといれてくださいね。
割れちゃうので、ここは慎重に。そこに多めのお塩を入れ(大さじ2)、菜箸などで卵を鍋の中でぐるぐると回します。
回すことで中の黄身君が中心に集まって綺麗なカット面になりますよ。
ジャスト6分で網卵を掬いだしてください。
ああ、いい湯だったね~。
ジャスト6分がコツです。
取り出したら即座に、即座に氷水に入れて冷やします。ここもコツ。
卵の殻にヒビを入れ水道の流水圧を利用しながら流しながら剥く。
尖った方が割りやすいです。
水道の流水を利用してやるとつるっと剥けますよ。
ポリ袋に漬け汁と卵を入れ、空気を抜いたら冷蔵庫で一昼夜寝かせ、完成ですが、浅くつけたければ半日でもうっすらいい感じに仕上がります。
今回は、玄米ごはんに焼き鯖などをのせ、半熟煮卵丼にしていただきました。
ごらんください。中はトロトロ、周りにはお味がしっかりと染みついた立派なとろとろ煮卵の完成です。
玄米の上にこれを置くだけでもご馳走ですからね。
ところで、煮卵の漬けたタレ、捨てるの勿体ないんですよね。
ということで、ぼくはこの漬け汁を利用します。
たとえば、こちらは女性自身さんで紹介した煮卵レタス丼なんか、これなんか、どうでしょう。
ゴージャスになりますよ。
追加の材料としまして、以下になります
玉ネギ(みじん) 1/2個
生姜
鶏ひき肉 250g
鷹の爪(お好みで)
レタス 1/2玉
ごま油 大さじ1
オイスターソース 大さじ3
ガーリックパウダー 少々
となります。
じゃあ、実際に作ってみましょう。
24時間後漬けた卵を取りだしましたら、タレをロック付き(汁がもれない)タッパーに移しまして、そこに、玉ネギのみじん、生姜(おろし)、鶏ひき肉、鷹の爪を入れ、よく混ぜあわせてください。
大きく千切ったレタスをびっしり重ねていき、タレがまんべんなくしみこむように、蓋をします。
時々、ひっくり返したりしながら、約2時間漬け込みます。
中身をザルに移し、余分なタレを一度捨て、そのまま残った具をフライパンで炒めるだけ。
中火から徐々に火をいれていきます。レタスもしんなりしていきます。
この段階で油は何も入れなくても大丈夫。
レタスの水分で調整されています。
最後に味を整えるために、ごま油大匙1、オイスターソース大さじ3を入れ、ニンニクパウダー、塩胡椒を加えます。
お椀にご飯をよそぎ、その上に鶏レタスの具をたれごとかけてください。
わお、やばい!
で、そこに半分にカットした煮卵をのせてレタス丼の完成となります。
明日の晩御飯はこれですね。主夫の知恵です。ボナペティ!
動画もあるから、よければ参考にしてみてくださいね。動画もあるでよ!
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➡️半熟とろとろ煮卵の作り方 | 2G COOKING
辻仁成、個展情報。
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パリ、10月26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて「辻仁成展」現在開催中です。
住所、20 rue de THORIGNY 75003 PAROS
地下鉄8番線にゆられ、画廊のある駅、サンセバスチャン・フォアッサー駅から徒歩5分。
全32点展示。残り数点になりました。
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1月中旬から3月中旬まで、パリの日動画廊において、グループ展に参加し、6点ほどを出展させてもらいます。
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。