PANORAMA STORIES
今日の献立、ハンガリー名物、ラコット Posted on 2025/11/14 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
今日はハンガリーで出会った、「ラコット・クルンプリ」を作ってみますよー。
ラコット!? 聞きなれない料理ですね。
かつて、息子と旅したハンガリーで出会いました。
ジャガイモと玉ねぎとソーセージ、そして、サワークリームで作るんです。
☆
では、まずは材料(2~3人分)から、
まず、じゃがいも400g
そして、厚切りベーコン100g
ソーセージ100g(合わせてチョリソー150gで代用可)
玉ねぎ100g
サワークリーム大さじ4~5
固茹で卵2個
タバスコ小さじ1~(チョリソーを使用の場合は入れない)
白ワイン大さじ1
マジョラム(スパイス)あればひとつまみ
パプリカパウダー(スパイス)少々
オリーブ油、塩胡椒各適量

【1】じゃがいもは1センチ厚さの輪切り、玉ねぎは7~8ミリ厚さの千切り、ベーコンは細切り、ソーセージは輪切りにする。サワークリームは緩めるために撹拌しておき、ゆで卵は黄身と白身にわけ白身は粗みじんに切っておく。
【2】じゃがいもは串がすっと通るくらいになるまで茹でておく。
【3】フライパンにオリーブ油を熱し、ベーコン、玉ねぎ、ソーセージを炒める。玉ねぎが透明になったらゆで卵の黄身を木べらで崩しながらサワークリームの大さじ1とマジョラム、白ワインを加えながら絡めていく。


【4】ここに茹でたジャガイモとゆで卵の白身を加え、タバスコと塩胡椒で調味する。タバスコです。あはは。

【5】皿に盛り、中央に残りのサワークリームを載せ、パプリカパウダーをふりかける。
ハンガリーの国民的料理ですが、普段はグラタンみたいにして食べるのですけど、ぼくが習ったのはフライパンで炒めるレシピでした。
その方がチャチャッとできて簡単です。
でも、グラタンにしても美味しいです。その場合は耐熱皿に盛り、上から大量の蕩けるチーズを載せてオーブンで表面に焦げ目がうっすらつくくらいまで熱してね。
今夜のおかずの一品に、あるいは、ワインのつまみに、試してください。ビールやワインによく合いますよ。
ボナペティ

辻仁成の展覧会情報ですが、
2026年、1月15日から、パリ、日動画廊、グループ展に参加。
2026年、11月には、リヨン市で個展が決まりそうです。版画なども出す予定。情報解禁になったら、まっさきにお知らせいたしますので、リヨン周辺在住の皆さま、お楽しみに。
2026年、夏に日本でも個展を開催する予定ですので、8月前半、スケジュールあけておいてくださいまし。
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。


