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今日の献立、メンチカツ Posted on 2025/12/08 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
いきなりですが、今日は、父ちゃんも大好物なメンチカツを作ります。
日本に行くと、スーパーのお惣菜コーナーで一つ買って、ビールで、お部屋で楽しんでいる父ちゃんですが、フランスでは、なかなかメンチカツに出くわすことがございません。
なので、作るしかない!!!

では、材料から・・・。
■材料
豚ひき肉  300g
玉葱    300g(大1個)
塩麹    大さじ1
味噌    大さじ1
マヨネーズ 大さじ1
砂糖    大さじ 1/2
酒     大さじ2
<衣用>
小麦粉 適量
卵   適量
パン粉 適量
揚げ油

■塩麹の作り方
市販のもので十分だけど、ちょっと付録しておくね。自家製はやっぱ、美味しいよ。
<材料>
生米麹 200g
塩   70g
水   250cc(目安)
<作り方>
① 麹と塩をよく混ぜ合わせ熱湯消毒した保存容器に入れる。
② そこに麹がひたひたに浸かる位の水を加えてよく混ぜる。
③ 1週間から10日間毎日混ぜて完成するが、初めの数日は麹が水を吸って水の量が減ってくるのでその都度ひたひたになるよう水を足す。その後、冷蔵庫で保存する。

今日の献立、メンチカツ



今日の献立、メンチカツ

はい、じゃあ、メンチカツ、いってみましょう!!!!

まず、玉葱は粗微塵に切り、他の材料(材料表を見てね)と共に混ぜ合わせしっかりの捏ねておきます。
それを生地が柔らかいのでやや小さめに丸め、フライ衣をつけて170~180度の油で揚げたら、完成。
え? はやっ。あはは。レシピは以上。
えええ、もう、完成?
はい、・・・。すいません。
難しいのは生地を成形するのがちょっとデリケートな作業になるけど、力を込め過ぎず、優しくやれば、幸せをいつくしむようにやれば、大丈夫。
ちょっとくらい形が悪くても、味は抜群なので、気にしない気にしない! 
逆にね、形が悪いからこそ、幸せの味、家庭の味なのです。
ボナペティ!

今日の献立、メンチカツ

今日の献立、メンチカツ



はい、来月、2026年の1月、パリの日動画廊で開催されるグループ展に参加します。
1月15日から3月7日まで。
場所は、パリ8区ですね。エリゼ宮殿の傍です。
それから、8月前半に一週間程度、東京で個展を開催いたいます。
今回のタイトルは「鏡花水月」です。(予定)
タイトルは突然かわることがございますので、ご注意ください。
そして、11月初旬から3週間程度、リヨン市で個展を開催いたします。詳細はどちらも、決まり次第、お知らせいたしますね。
お愉しみに!



今日の献立、メンチカツ

自分流×帝京大学

今日の献立、メンチカツ

辻仁成 Art Gallery



Posted by 辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。