PANORAMA STORIES
今日の献立、フェンネル&チキンソテーのパスタ Posted on 2025/12/11 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
最近は忙しくて、パリとノルマンディを行ったり来たりしております。
人に会って打ち合わせをしたり、スタッフさんと会社の仕事をしたり、忘年会もありますし、師走と言いますけれど、先生、走っておりますよ。
あいかわらず、休むことを知らない回遊魚のような、父ちゃんです。
でも、どんなに忙しくても、「美味しい生活」を忘れることはありません。
昼飯と夜飯に命をかけています。(朝ごはんは食べません、チコリを飲むだけ)
ということで、今日は大好物のフェンネル(ういきょう、フヌイユ)とチキンのソテーで美味しいものを作りますので、ご参考ください。

題して、フェンネルとチキンのソテー、パスタ添え、となります。
☆
笑、さっそく、レシピです。
材料は、皮つきチキン、フヌイユ、乾燥モリーユ茸、生クリーム、マスタード、バター、オリーブオイル、生パスタ(なんでもいいですが、今日はタリオリーニ!)
で、鶏のもも肉は開いて、醤油、酒、などで一晩、冷蔵庫で、ちゃちゃっとマリネをしておきましょう。
マリネをすることで、チキンが柔らかくなり、味もしみて、美味いです。
皮目を下にして、フライパンで焼く。
カリカリに焼くコツは、重しを載せること。そういう調理用の重しがありますが、一番手っ取り早いのは、鍋に水を入れて、上から、おさえこむ!!!
あはは。
皮がパリパリになります・・・。


いい感じですねー。
こうなったら、ひっくり返し、裏面からは、弱火で、じわっと火を入れる。

フェンネルは、上の写真のように、適当なサイズにカットし、オリーブオイルを回し掛けしてから、オーブンでちょっと焼いておく。
どうしても、フェンネルが無い場合、もしかすると、セロリでもいけるかな、と思います。フェンネルはもう少し、ハービーな香りがあります。ハーブ系ですから、日本だとデパートのハーブコーナーとかで見つけられますね。
あと、乾燥モリーユ茸は、汚れをとってから、ボウルにいれ、水を250cc程度、いれておく。これも、前の晩からやっておくこと。ダシが出る!(かならず、ゴミが出るので、ダシは漉して、汚れを分離しておくべし)
ま、なくても大丈夫です。かわりに、マッシュルームでもいいかも。

先のフライパンに、カットしたチキン、オーブンで焼いたフヌイユ、モリーユ茸を入れて、炒める。

そこに、マスタード、白ワイン、モリーユ茸から出たダシ(使わない場合は鶏がらスープとかでもいいです)、バター10g、生クリーム軽く、などをいれ、塩胡椒をして味を調えてください。

最後にお好きなチーズ、今回は、モッツアレラチーズ、にした!!! を投入し、混ぜ混ぜしましょう。パルメジャーノ・レジャーノでもいいっす。なんでもよかです。好きにアレンジしてみてください。

お皿に盛り付けると、こんな感じ!!!!! うおおおおおお!

最後に、大量のパルメジャーノチーズを、スリスリして、完成となります。
ボナペティ。

お知らせです。
フランスのロックトップチャート、45位の、(自慢なんです)、父ちゃんのオランピア劇場ライブ盤配信されました。
日本語、英語、仏語で歌っていますよ。
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個展情報です。
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2026年の1月、パリの日動画廊で開催されるグループ展に参加します。
1月15日から3月7日まで。結局、11作品の展示となりました。フランス人3人とのグループ展なのに、11作品も、・・・。笑。
場所は、パリ8区ですね。エリゼ宮殿の傍です。
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それから、8月前半に一週間程度、東京で個展を開催いたいます。
今回のタイトルは「鏡花水月」です。(予定)
タイトルは突然かわることがございますので、ご注意ください。
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そして、11月初旬から3週間程度、リヨン市で個展を開催いたします。詳細はどちらも、決まり次第、お知らせいたしますね。
お愉しみに!
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



