PANORAMA STORIES
今日の献立、肉屋さんのコロッケ Posted on 2025/12/22 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
時々、絶対に食べたくなるものがコロッケです。
しかも、肉屋で売っているコロッケ!
あの美味しいやつ。
なんで、美味しいのか、一時期、かなり真剣に研究したことがありました。
結論は、最後に、えへへ。
まずは、材料です。
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材料;じゃがいも(皮を剥いて正味)500g、ひき肉120g、玉ねぎ半個、白ワイン1/2カップ、塩胡椒、醤油小さじ2、砂糖小さじ1
(衣用)卵1個、小麦粉、パン粉適量

じゃあ、さっそく、作ってみましょう。
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じゃがいもを塩で茹でて潰して、ひき肉を炒めて、塩胡椒、白ワイン、醤油、砂糖で味付けし、じゃがいもと混ぜて、握って綺麗なコロッケの形にして、小麦粉はたいて卵を潜らせ、パン粉に付けて、フライパンに油を入れて熱し、そこで揚げるだけ。
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ここで、大昔、函館の肉屋さんからきいた
美味しい作り方をご紹介します。
たった一つだけ、それは、肉とジャガイモの量を半分半分にすること、1;1にすること、だそうです。あはは。
ま、出来るだけ、お肉を多め、ということでしょうね。
なるほど。
辻家の美味しいコロッケはそれを踏襲しております。やってみてください。

ちなみに、めっちゃ大事なのがキャベツの千切りなのです。
コロッケにはこれ以外のものを添えてはいけません。笑。
上手に揚がったコロッケのサクサク感とちょっとみずみずしいキャベツのシャキシャキ感、最高ですね。

辻仁成展覧会情報
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2026年の1月、パリの日動画廊で開催されるグループ展に参加します。
1月15日から3月7日まで。結局、11作品の展示となりました。フランス人巨匠も参加するグループ展だそうです。
GALERIE NICHIDO paris
61, Faubourg Saint-Honoré
75008 Paris
Open hours: Tuesday to Saturday
from 10:30 to 13:00 – 14:00 to 19:00
Tél. : 01 42 66 62 86
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それから、8月前半に一週間程度、東京で個展を開催いたいます。
今回のタイトルは「鏡花水月」です。(予定)
タイトルは突然かわることがございますので、ご注意ください。
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そして、11月初旬から3週間程度、リヨン市で個展を開催予定しています。詳細はどちらも、決まり次第、お知らせいたしますね。
お愉しみに!
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



