PANORAMA STORIES
今日の献立、クリスマス・ケーキ Posted on 2025/12/24 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
いよいよ2025年のクリスマスですね。
毎年、ここからが早い、そして、2026年になってしまう!
光陰矢の如し、なのであります。
ということで、息子とそのガールフレンド君、クリスマスの時期にノルマンディまでやってきてくれました。
でも、ランチは二人で海辺のテラスレストランにムール貝とか魚介を食べに行ったのです。
お父さんは、お留守番で・・・。
仲良しカップルいいですね。
がんばれー、無理するなー。
ということで、ちょっとお小遣い、こっそりと手渡した父ちゃんなのでした・・・。
✫
さて、今日はそんな子供たちにも喜ばれる、父ちゃんのクリスマスケーキの作り方をご紹介したいと思います。
毎年、この時期になると登場です、デザインストーリーズの定番中の定番でございますな。あはは。

まずは、材料から、
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バター 200g
グラニュー糖 200g
卵 200g
薄力粉 200g
ベーキングパウダー 小さじ1
ラズベリー 100g(生または冷凍)
ホワイトチョコレート 100g
<飾り用アイシング>
粉糖 50g
レモン汁 小さじ2
<トッピング>
いちご 4~5個
ピスタチオ 適量

そして、なんと、八百屋さんにイチゴを買いに行ったならば、さすが、おフランスのクリスマス、なんと、なんとなんと、白いイチゴがありましたとさ。
笑。
こういうのも、絵になりますね~。
このラズベリーとホワイトチョコのクリスマスケーキでまずは下準備!
以下の4点をまず、最初にやっておかなければならない。
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1、バター、卵は冷蔵庫から出して室温に戻しておく。これね、やっとかないと、温度が違って失敗の原因にもなるから、忘れずに!
2、薄力粉とベーキングパウダーは2回程ふるっておく。
3、オーブンは180度に予熱しておく。
4、パウンド型にオーブンシートを敷き込んでおく。
では、さっそく、作りましょう。
室温に戻したバターとグラニュー糖を白っぽいクリーム状になるまでしっかりすり混ぜる。
電動ホイッパーを使ってもいい。
ぼくは機械に頼ることにしている。ぼくの性格は荒いから、ムラがでちゃうんだ。
溶いた卵はね、5回くらいに分けて加えていこう。その都度よく混ぜ分離しないようにする。これがコツだ。
卵がしっかり混ざったら一緒にふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、ゴムベラで全体をさっくりと生地を切るように、そうだな、ええと、驚かないでね、50回くらい根気よく混ぜなきゃならない。
50回? って、ひっくり返ったかもしれないけど、この地道な努力があってこそ、美味しいケーキが出来上がる。
これも人生と一緒じゃない?
つやのある生地になったらラズベリーとチョコを加えさっくり混ぜあわせようね。


そしたら、パウンド型に入れ、180度で40~50分焼く。粉糖とレモン汁を混ぜアイシングを作り、絞り袋に入れケーキの上に模様を入れるんだけど、ここが一番、楽しいところだから、小さいお子さんがいたら、やらせてあげてね。
さあ、そこまでできたら、仕上げにいちごやピスタチオで飾り付けしましょう。ほら、よくできた。こりゃあ、美味そうだ。
材料は最後に詳しく載せておくので、ご参考ください。じゃあ、
ボナペティ!!!!
ケーキ作りの動画はこちらから⬇️
https://youtu.be/FuUcc8l5Rjo



辻仁成展覧会情報
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2026年の1月、パリの日動画廊で開催されるグループ展に参加します。
1月15日から3月7日まで。結局、11作品の展示となりました。フランス人巨匠も参加するグループ展だそうです。
GALERIE NICHIDO paris
61, Faubourg Saint-Honoré
75008 Paris
Open hours: Tuesday to Saturday
from 10:30 to 13:00 – 14:00 to 19:00
Tél. : 01 42 66 62 86
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それから、8月前半に一週間程度、東京で個展を開催いたいます。
今回のタイトルは「鏡花水月」です。(予定)
タイトルは突然かわることがございますので、ご注意ください。
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そして、11月初旬から3週間程度、リヨン市で個展を開催予定しています。詳細はどちらも、決まり次第、お知らせいたしますね。
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



