PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、タラのクリーム煮 Posted on 2026/01/16 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
もう一日も早く、老人になって、しぼんでいきたいと思って生きているのですが、なぜか、次から次に、あれやってくれ、これやりましょう、と仕事なのか、ボランティアなのかわからない、イベント要請があって、それをつい引き受けてしまい、2027年末くらいまで、びっしりやることがある、なかなか年寄りになれない父ちゃんなのであります。
まだ、息子も22歳ですから、父ちゃんで、いいですかね?
赦してくださいませ。
ということで、ぼくが哲学の間と呼んでいるのがこちらの屋根裏部屋です。
ここで寝転がり、瞑想をしてこれからの人生を創作しております。過去を振り返らないのが取り柄なので、そこは助かっていますね。
今日も明るい父ちゃんでまいりますよ。
今日の勝負飯、はタラのクリームリゾットになります。


ということで、今日は、タラのレモンクリームリゾット、をご紹介したいと思います。
これが、胃に優しい、疲れた心に染み渡る、うまさ、老若男女問わず、愛されますので、やってみなはれ・・・。
タラじゃなくても、白身魚ならなんでもいいよ。サーモンで、構いません。
主な材料:
たら、(白身魚、なんでもいい、なんならサーモンでもよか)
サワークリーム
マスタード(ディジョンのがいいけど)
オリーブオイル、
レモン、
パルメジャーノチーズ、
白ワイン、
お米、
エシャロット、
バター、(バターは使わないでもいい。いちおう、いれておく)
塩胡椒、
かな・・・。

リゾットじゃなくて、白ごはんでもいいくらいだから、でも、せっかく作ったから、一応、簡単に、リゾットも作り方、残しておきましょうね。
その方がゴージャスな感じでますしね。
お米1合に対して、400ccのチキンダシスープ用意しといて、
リゾットはいろいろと方法があるけれど、今日はタラのレモンクリームソースとあわせるので、だいたい、同じ味にするよ。
オリーブオイルひいて熱したフライパンに、まず、千切りのエシャロット、それから、お米を、好きな量いれて、チキンスープ、白ワイン、レモン、などもぶっこんで、味見しながら、15分くらい、炊いていく感じ。
最後に、レモンの皮をいれるからね・・・。(皮を使うから、気になる人は、有機のレモンでお願いします)

さて、じゃあ、タラのクリーム煮込みの方、やるね。
(タラは海の臭みがあるので、ちょっと塩をふって、少しおいてから、水気をとって、料理すると、臭み消えますよー)
ココットに、オリーブオイルをひいて、タラの片面を焼き、一度、取り出す。
タラの香りがオリーブオイルにうつっているので、そこに、白ワイン、マスタード、サワークリーム、レモンなどをいれて、最後に、パルメジャーノチーズをいれて、よく混ぜてソースを作ったら、そこにタラを戻し、弱火で蓋をして、火が通るまで。最後に、フラードセル、黒胡椒、追いパルメジャーノチーズをかけたら、仕上げに、レモンの皮をチーズの摺りおろし器でこすって、雪のように振りかけて・・・、完成ね。
お皿に、リゾットを敷き詰め、その上に、タラを載せ、最後に、ココットの中のクリームを回いがけして、大完成となるのじゃ。
うわ、美味しそうでしょ?
ぐふふ。


※ このレモンの皮が、決め手になるから、ね。作っている最中に、中にいれると、もっとレモン風味が馴染むし、こうやって、上にかけるとアタックが強くなるよ。お好きな方でいいよ、別に、生きてるんだから、好きにやってくださいよね、レシピとか気にしないで、創作創作。

ソースがね、見て、すっごく美味しいので、これも、バケットでスカルペッター(つけて食べること)、しちゃいましょうかね。汁につけて、食う、という野蛮な行為、でも、最高なんでございますー。

生き返るわ。マジで、美味いもん、食えば、生き返る。自分で作って、これ食べれたら、最高じゃんね。お金かかんないし!
美味しいものを食べたので、元気になった、父ちゃんでありました。
パリでグループ展がスタートしたので、8月の日本での大規模個展に向けて今度は頑張りますね。
じゃあ、みなさん、えいえいおー。

辻仁成展覧会情報
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日動画廊パリでのグループ展、はじまっております。3月7日まで。
GALERIE NICHIDO paris
61, Faubourg Saint-Honoré
75008 Paris
Open hours: Tuesday to Saturday
from 10:30 to 13:00 – 14:00 to 19:00
Tél. : 01 42 66 62 86
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それから、8月前半に一週間程度、東京で個展を開催いたいます。
今回のタイトルは「鏡花水月」です。(予定)
タイトルは突然かわることがございますので、ご注意ください。
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そして、11月初旬から3週間程度、リヨン市で個展を開催予定しています。詳細はどちらも、決まり次第、お知らせいたしますね。
お愉しみに!
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そして、電子書籍で「海峡の光」が配信されております。文学の方もどうぞ。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。


