PANORAMA STORIES

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」 Posted on 2026/02/18 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
春が近づいてまいりました。
父ちゃんのアトリエの庭先に梅の花が咲いたのです。
可愛いですよね。
このあと、プラムがたくさん、なりまして、それたべに、近所の小動物たちが群がります。
でも、それが世界というものなんで、気にしません。
生きている実感、感じる2月の18日であります。

はい、じゃあ、今日もラーメンを作りますね・・・。
なぜか、わかりませんが、父ちゃんは日夜、ラーメンの開発に余念がないのであります。
なんででしょうか?
しらじらしい、とか、言わないで・・・。
福岡にいる満岡力さんと協力しあって、ラーメンの開発を勤しんでおります。
なぜでしょうね・・・。

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」



ということで、今日は、たんたんめんではないけれど、限りになくたんたんめんに近い、中華麺を作ってみました。
タヒ二(胡麻ペースト)を使い、辛み味噌、豆板醤を加えて、芝麻醤っぽくしているので、かなり、いい感じですね。
はい、それでは、やってみましょう。
ともかく、いろいろなラーメンを作って、その日に備えているわけであります。
え、何の日のために!?

チャーシューは、豚の三枚肉を買って、自家製にします。

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」



豚の三枚肉は食べやすいサイズにカットし、豚の脂を使って全面にこんがりと焼き色を付けたら、ひたひたになるまで水を加え、焼酎、生唐辛子少々、生姜、ニンニク、ネギ、セロリの葉などをお好みで入れ、弱火で煮込みます。
とにかく、柔らかくなるまで根気強く煮込むしかないのであります。
途中で、塩胡椒、醤油などで旨味を整えてみてください。
半熟卵はジップロックにいれ、そこに、チャーシューの煮汁を少々加え、空気を抜き、冷蔵庫に~。
翌日の昼には味がしみ込み、極上の半熟味付け煮卵が出来る、という寸法であります。
煮汁は全体にいきわたる程度でよいですね。
空気を抜けば煮汁が自然と卵を包む感じになります

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」



翌朝、もう一度火を入れ、ここから昼まで、4時間程度煮込んでください。
とにかく、弱火で、コトコト、火を入れないといけません。(寝ている間は火を止めてくださいね。火の用心、笑)
朝、冷凍庫に保管していた、唐揚げを使った時にで出た鳥の骨(こういうのを捨てないで、とっておくのが辻家式スタイル。役立ちます)、笑、鳥の骨のストックを解凍し、鍋にいれ、そこに玉ねぎ一個、にんにく、生姜、ネギの青い部分などを入れて、スープのベースを作ったら、・・・
八角とか、ちょっと入れておくと、中華麺っぽくなります。
完成間際で、先のタヒ二(胡麻ペースト)、豆板醤、辛味噌とかごま油とかを加えればタンタン麺のスープの完成です。
うわ、美味そう。

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」

※ こちらが鳥骨ダシのスープ。

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」



煮豚の汁をおたまで二杯移して、肉感を加え、ごま油、醤油、塩胡椒、米酢、で味を整え、スープがさらに、濃厚に。魚と肉の海と山の合体スープはうまいんだよねー。
ふー。
麺は中華街で買った中華麺を固めに茹でて、ほうりこんで、はいそれでは、食べましょうか! 

ボナペティ!!!

毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」



毎日が勝負飯、「まだまだ、ラーメンの開発が続く」

自分流×帝京大学

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。