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毎日が勝負飯、「人気パティシエの悶絶ガトー・オ・ショコラ」 Posted on 2026/02/23 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
なんと、なんと、すごいですぞ。
今、世界規模で大ニュースになっているのですが、フランスでトップパティシエ、Yann Couvreur(ヤン・クヴルー)さんが、大人気のガトー・オ・ショコラのレシピを公開しちゃったんです。
驚きましたが、本当でした。
父ちゃん、甘いものには目が無く、やんさんのケーキ屋には足しげく通ったものでして、このガトーショコラも絶品だったので、そのレシピの公開って、すごいことじゃないですか、さっそく、作ってみることにしました。フランス語のレシピを翻訳した上で、解説もしますので、ぜひ、ご自宅で、真似してみてください。
まちがいありません!!!!

でも、何で、レシピを公開したのか、ですよね?
それが・・・。
彼のブティックに並ぶガトー・オ・ショコラがSNSで大バズりし、売り切れが続出したらしいんです。
この辺がよくわかりませんが、やんさんが、じゃあ、みんな自分で作ればいいじゃん、買えないなら、と太っ腹なところをみせて、公開したのか、それも宣伝の一種なのか、想像をこえませんが、そのおかげで、世界的に大ばずりしちゃったんですね、最終的には、本家のガトーショコラはもっと買えなくなっていしまっているのだとか、・・・。ううう、食べたいですよね。
でも、ご安心ください。日本でもこの味、食べることが出来ます。
で、レシピを眺めてみると、おおお、
すごく簡単なレシピじゃありませんか。
前回紹介した「失敗なしのガトー・オ・ショコラレシピ」と比べてみると、確かに、こちらはかなりリッチではあります。その分、本格的。
実際に食べてみて、違いはテクスチャーと風味、リッチ度。焼き方にも一工夫あり。シンプルなものこそ、少しの匙加減で味が左右されるということなんですよね。



毎日が勝負飯、「人気パティシエの悶絶ガトー・オ・ショコラ」

材料
ダークチョコレート 100g
ミルクチョコレート 100g
バター 100g
小麦粉 50g
バニラエッセンス 適量
卵 3個
砂糖 95g
塩 ひとつまみ
仕上げ用ココアパウダー 適量

毎日が勝負飯、「人気パティシエの悶絶ガトー・オ・ショコラ」



毎日が勝負飯、「人気パティシエの悶絶ガトー・オ・ショコラ」

作り方
まずは、チョコレートとバターを湯せんで溶かします。
チョコレートとバターをボウルに入れ、湯せんでゆっくり溶かし、なめらかに。
次に、別のボウルに卵、砂糖、塩、バニラエッセンスを入れ、均一になるまでよく混ぜます。
そこに溶かしたチョコレートとバターを加え、静かに混ぜ合わせ、小麦粉をふるい入れ、優しく混ぜまたら生地の完成。

145℃のオーブンで30分焼き、その後、170℃に温度を上げて15分焼く。
焼き上がりは完全に固まらず、中心がプルプルと揺れる半生の状態が理想です。
粗熱が取れたら、仕上げにココアパウダーを振りかけて。

ポイントは、焼きすぎないことが最も重要です。中心が「液体ではないが、揺れる状態」がベスト!
冷蔵庫で冷やすと、テリーヌに近い食感になります。一流パティシエのガトー・オ・ショコラ、お試しあれ。

毎日が勝負飯、「人気パティシエの悶絶ガトー・オ・ショコラ」



毎日が勝負飯、「人気パティシエの悶絶ガトー・オ・ショコラ」

ひゃああ、これ、うますぎた!!!
天才、Yann Couvreur(ヤン・クヴルー)さん、ありがとう。また、お菓子を買いにいきますね。
ちなみに、ヤン・クヴルーのおすすめですが、焼き菓子もうまいんです。絶品なのが、「バニラのフィナンシェ」これは、世界でここだけです。マジで、美味しかった。
ああ、勝負飯史上最高のレシピになりましたね。笑。
ボナペティ。

父ちゃんからのお知らせ~。

3月7日までになりました。日動画廊でグループ展に参加中ですので、ぜひ!
電子書籍「海峡の光」
パリのオランピア劇場ライブ盤、各配信サイトで配信中。
3月11日に、文庫「父ちゃんの料理教室」大和書房。
3月18日に、エッセイ集「キッチンとマルシェのあいだ」光文社。
8月5日から三越日本橋本店特選画廊A全面で「辻仁成展、鏡花水月」。
10月、パリ、アートフェア出展の予定
。詳細、決まり次第お知らせします。
11月5日から22日まで、リヨンでの個展。会場の住所や、画廊連絡先については、また後日、ここで発表します。
11月、7か8日、パリでのライブ、予定、現在交渉中。
この頃、小説「泡」刊行予定。現在、校正作業中・・・。もう一冊、文庫が出ます。
他、予定多数・・・。あくまでも、予定ですが・・・。



自分流×帝京大学

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。