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発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」 Posted on 2026/03/10 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
さ、ついに、発表になりました。情報解禁です。
来る、3月30日、横浜のラーメン博物館にて、一風堂の創業者、河原成美さんのラーメン対決イベント「対麺」の第4回が行われますが、そこに父ちゃんがオリジナルラーメンを携えて登場します。(登場はイラン戦争などもあり、飛行機が飛んだ場合、その時の状況で何時に顔を出せるかは、当日までわかりません)
とりあえず、このポスターをご覧ください。3月27日、麺屋ようすけ、28日、そらのいろ、29日、人類みな麺類、そして、30日、辻仁成、という、なぜか、父ちゃんだけ、実名での対戦となります。対麺ね。笑。
場所は、新横浜のラーメン博物館です。あの有名な一度は行きたいと思っていたら、出ることになった、笑。
新横浜、ラーメン博物館、地下1階、「ラー博 Limited」
営業時間、11:00(OPEN)~21:00(L.O)
「完全予約制」になります。「売り切れで早く終了する場合もあるとのことです」
チケット発売開始は、」13日(金)20:00から、です。

す、すっごいですね。ラーメン界のオリンピックに番外男が乱入する感じでしょうかね・・・。
で、ぼくも一応ちょっと顔を出す予定でして、というのも、その日、会場で、ぼくの新刊「キッチンとマルシェのあいだ」が発売になるんです。で、入り口にある食券機で本のチケットも変えるという粋な配慮もあり。あるだけ、サインをしておく予定です。

で、どんなラーメンを出すのか、ということが気になりますよね? ずっと、開発していたあの幻のラーメンが今、全貌を明かします。

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」

そもそも、なぜ、ぼくがこのラー博の「対麺」に出ることになったのか、と申しますと、一風堂は、2023年のオランピア劇場ライブの公式スポンサーを引き受けてくださって、そのご縁で、福岡のライブに来てくださり、そこから、なんか、気に入ってもらえて、個展に来てくださったり、交流が続くんです。で、去年の暮に、ギャラリーTにお招きし、手料理をふるまったんですが、その中に、洋風ラーメンを混ぜておいたんですね、食後、感動してくださった河原社長が、
「辻さん、ラー博に出てよ」
と言い出して、この話が実現するという、すごい話ですね。
引き受けるぼくも怖いもの知らず過ぎますが、ラーメン界の皆さん、すっごく優しくて、ラー博のスタッフ、そして一風堂の満岡力さんが、ぼくのプロジェクトに力を貸してくださいました。応援隊ですね。とくに、満岡さんことみっちゃんが、この開発の中心的なメンバーになり、ぼくが考えたコンセプトを実現化させてくださいました。それを世に出せるように導いたのは、河原さんです。で、対麺、となるわけです。みんなで一丸となって作ったラーメン、だから、対麺!

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」

※ 右端がみっちゃんこと、満岡力。左の方々は、ラー博の方々で、今回、ぼくのボディガードをやってくださいます。要人ですからね、世界最強のボディガード軍団です。怖っ、笑。



で、どんなラーメンなのか、はい、ベールをはがしましょう。
御覧ください。

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」

まず、麺は、イタリアの生パスタ用のパスタフレスカ(小麦粉)を100%使用した平うちのちぢれ麺となります。なんと、もはや、ここからして、ラーメンじゃないんですよ。イタリア――――――ンじゃないか!!!!
ふふふ。
そして、スープが凄い!

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」

ベースは一風堂のとんこつスープですが、味噌ダレは、みっちゃんと話し合い、長野県産の米麹味噌を二種、長崎の麦味噌、そして仙台の赤味噌を合わせ、地域ごとの個性をひとつの調和へと。味噌の甘み、コク、奥行きがとんこつスープと溶け合い、どこか懐かしくもありながら、新しい余韻を感じさせる味わいに仕上がっているんですよ、すごくないですか???
これだけで、普通に最高なラーメンなんですが、これでは終わりません。
カルピスバターとチベットのグレープフルーツ香が独特の胡椒、ティムートを加え、驚くべき化学変化をもたらせております。(何年か、前に、ダンチュー祭りで500杯を完売した伝説のとんじる、トンジールの再来を予感させる展開です)
でも、それだけじゃないんです!!!
チャーシュー~がやばすぎた。

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」



発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」

チャーシューは、イタリア中部地方の伝統的な豚肉のローストした郷土料理「ポルケッタ」をイメージしてみました。
イタリア人の大好物、生まれてはじめてたべた40年前、これ、チャーシューじゃん、という感動がありまして、渡仏した25年前、やはり、イタリアで食べたポルケッタに日本のチャーシューを見た父ちゃんでした。
それをローマにもっていき、トスカーナ人に味見させて知恵を頂いたようなイメージ、そう、まさに、イタリア、メローニ首相をメロメロにさせる日伊合作ラーメンの登場です。
ローマ人もびっくりな、父ちゃんのチャーシューが生まれることに。
ローズマリー、セージ、パセリ、レモンの皮、にんにく、オリーブオイルをペースト状にしたハーブのパテを、豚バラ肉に丁寧に擦り込み、塩で味を整えて一晩寝かせます。一晩です。
その後フライパンで焼き色をつけ、オーブンでじっくり火入れして、香ばしさで目がくらむような仕上がりになっております。
さらに、
仕上げには、クレソンやハーブサラダ、緑と黄色のズッキーニのピクルスを添え、爽やかなアクセントを演出。半熟の塩玉子、エクストラバージンオリーブオイルが加わることで、ラーメンでありながら一皿のコース料理のような立体的な味わいが完成とあいなりました。
イメージしたのは、ローマ人が、これを食べたら、ひっくり返るようなラーメン、世界を視野に入れた日本では食べることが出来ない世界基準のラーメンです。
名付けて、
名付けました、
いいですか、度肝を抜かすネーミングですので、目をかっぽじって、見てください。

「天下無双のポルケッターメン」
す、すさまじい、ポルケッタに麺をつけただけの恐ろしいネーミングじゃないか!
ええと、もう一度、言っときます。

「天下無双のポルケッターメン」
こちらです。

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」



はい、ということで、このラーメンは3月30日、11時から、新横浜のラーメン博物館地下の特別会場で試食できます。
サイドディッシュとして、このチャーシューを使ったスペシャルチャーシュー丼、
「ポルケッタ―ハン」
もあります。(100食限定)
ラーメンは400食限定となっています。
詳しくは、ラー博のサイトから、御覧ください。チケットは13日(金曜日)20時、発売開始しますので、HPなどを参照の上、ゲットしてやってください。
父ちゃんは、イラン戦争の様子をみて、戻れそうなら、ちらっと顔を出す可能性があります。えいえいおー。
ポルケッタ―ハン、チンギスハン、みたいな、ただ、「ポルケッタ」に「飯」がくっついただけの大胆なネーミング!
でも、間違いない美味さです。

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」

ポルケッターハンにも、カルピスバターとティム―ト胡椒が降りかかっております。

ラー博のHPはこちらです。ここにチケットの購入の仕方が書かれていると思いますので、どうぞ、お愉しみください。

https://note.com/preview/n140dda70d0e6?prev_access_key=dbd8f2a5eeaaee47588a0d7e01e2e747

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」

※ 右が河原社長です。

発表!3月30日、ラーメン博物館にて「対麺」



Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。