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毎日が勝負飯、「タリアータ」 Posted on 2026/04/01 辻 仁成 作家 パリ

毎日が勝負飯、「タリアータ」

おつかれさまです。
今日は、バタバタな日本滞在期間ですが、いると楽しい知人たちと料理会を開きました。
レストランでもいいんですが、やっぱり、手料理はいいですからね。
タリアータ、という料理です。
ご存じですか?
じゃあ、まず、写真をご覧ください。

毎日が勝負飯、「タリアータ」

イタリア人は、食材を実に香ばしく、ソースでごまかさない、真正面からぶつかってくる、直球料理を作ります。
ま、イタリアン・ステーキですな。
ぼくは、牛肉はあまり食べませんが、食べたくなるとこれ一択だったりします。

肉は、グリルパンで、焼いて、表面をカリカリにし、中は、赤みを残して、ジューシーなのに、噛み応えあるカリっとした食感に仕上げる、のがこの料理の醍醐味でして、友人の市原ご夫妻も大喜びでありました。
あはは。



ちなみに、パリのイタリア人シェフが作るタリアータはこんな感じです。
ポイントは、中が半生、外がカリカリ、そして、チーズのスライスが・・・。

毎日が勝負飯、「タリアータ」



毎日が勝負飯、「タリアータ」

はい、今日は、昨日、重版がかかったばかりの文庫、「父ちゃんの料理教室」の中から抜粋して、「タリアータ」の作り方をダイジェスト的にご紹介しますね。詳しくは、文庫「父ちゃんの料理教室」をご参考ください。

このエッセイレシピ集は、息子に語って聞かせる形式で書かれたちょっと不思議なレシピ本になります。
フランスで子育てをしてきた中で生まれた知恵レシピ集ですね。笑。

毎日が勝負飯、「タリアータ」

はい、じゃあ、抜粋する感じでやってみますね。
まず、グリルパンを強火にかけ表面から煙が上がってくる位まで温めます。
グリルパンには油もひかないし、パンが熱くなるまで、注意しながら、強火にかけてください。
するとまもなく、煙がちょろちょろっと上がってきます。

室温に戻しておいた肉に塩胡椒をし、グリルパンに油はひかず、肉を片面からしっかり焦げ目がつくまで焼きます。
焦げ目がついたら肉の角度を変え、格子状に柄がつくように。
3~4分焼いたらまた別の面を同じように焼き、全体にしっかりと焼き色をつけましょう。

毎日が勝負飯、「タリアータ」

毎日が勝負飯、「タリアータ」



毎日が勝負飯、「タリアータ」

肉が焼けたらアルミホイルに包み15~20分ほど休ませます。

毎日が勝負飯、「タリアータ」



食べる直前に薄く切り分けます。
この薄切りのことをイタリア語で、「タリアータ」というんですよ!
食べやすいサイズに薄切りしたいいので、どうぞ。
好みのソースでいただきます。※本場イタリアではルッコラとパルメザンチーズを散らし、塩とレモンで食べることが多いです。
父ちゃんは、フラー・ド・セルとレモンを絞って、頂きます。

毎日が勝負飯、「タリアータ」

毎日が勝負飯、「タリアータ」

はい、詳しい料理の方法は、文庫「父ちゃんの料理教室」でご確認ください。
ボナペティ!!!

毎日が勝負飯、「タリアータ」

帝京×パリ・オンラインアートカレッジ
辻仁成 Art Gallery

毎日が勝負飯、「タリアータ」



Posted by 辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。