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父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ Posted on 2026/04/02 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
とうとう、父ちゃんの絵が日本酒のラベルになって、目の前にやって来たのであります。ということで、今日はその試飲会がありました。
まずは、この美しいラベルを見てやってくださいませ。
じゃじゃーん♪

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

試飲会は、暗いバーの片隅でまず、行われました。かかっている曲は、バッハ、です。バッハ!
そして、この日本酒を作ったのは、吉川醸造という会社で、そこの社長さん、見るからに迫力のある怪しい男でして、この男の試飲の仕方が、鼻をグラスに押し込んで、すーすーとやるものですから、怖い怖い。
しかも、理数系ですから、試飲をしながら、目の玉が数字を追いかけるように左右に怪しく動くんです。
なんか、東欧の方にいる、ドラキュラ伯爵のような感じでしょうかね。
しかも、身体がやや斜めになって、埋没していく感じです。
ここまでやらないと試飲とは言えないのか、とおフランス住まいの父ちゃんはおもうのでした。

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

この状態で数分、動かなくなります。

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

雨降(アフリ)というなまえの神奈川県のお酒ですが、シャブリの樽に1,2週間いれて熟成をさせたものだから、最初、ワイン香があるんです。
おおお、いいですね。
個人的には、嬉しかった、です。
しばらく、この酒を飲みながら、ボトルを眺めておりました。

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

はい、ということで、ラベルの色合いとかボトルの材質など、最終的な意見交換をドラキュラ伯爵とやらせてもらいました。
いつ、どのように発売になるかは、また、発表させてもらいますが、2026年度バージョンは、ひと樽限定になりますので、数は多くありませんので、ご注意ください。
とっても美しいボトルになった、ので、たいへん喜んでいる父ちゃん画人でありました。
めでたし。

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

普段は怖くないんです。

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

ああ、やっぱ、怪しい・・・。

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

父ちゃんの絵が日本酒のラベルになったのだ

辻仁成 Art Gallery
帝京×パリ・オンラインアートカレッジ

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。