PANORAMA STORIES
ラーメン博覧会における、父ちゃんの天空落し動画公開! Posted on 2026/04/07 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
ラー博「対麺」イベントで父ちゃんがあの天空落としに生まれてはじめて挑んだ瞬間の動画が出来上がりましたので、先ほど、公開されました。
なんて、・・・えらそうに言えるようなものじゃないんですが、記念として、どうか、見てやってくださいまし。
たぶん、二度と拝めない光景でございます。
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天空落としというのは、麺を湯切りする方法なんですが、天高く持ち上げたざる(10秒間、滞空させて)を勢いよく落として、湯を切るラーメン界における秘技でございますかねー。
「辻さん、やってみようよ」
と河原社長に言われて、ノー、とは言えず、笑、一風堂の平田さん、満岡さんらに習ってやってみたところ、とっても気分が上がった、という伝説の技、でございます。あはは。
一度、やってみたかった・・・。

動画はこちらから、御覧いただけますので、どうぞ。
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ということで、すでにあれから(3月30日でしたからね)一週間ほどが経っているんですが、すでに、父ちゃんはフランスに戻り、別の仕事の打ち合わせなどをこなしております。笑。
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そして、今日は開校したばかりのTPAにおける、ファースト講義でして、事務所でお茶をしながらパリスタッフらとみんなで授業を拝見させて頂いたのですが、第一発目の授業は、洋画家の菅野正弘先生による70分の授業でございました。
よかったです。
途中、担任の山下さんが、声だけ、出演されてましたね。そういうことが出来るのも、オンラインのいいところです。
一流の画家に絵を習った喜びに、父ちゃんも酔いしれましたよ。
父ちゃんは、美大も、文学部も、映画学部も、音楽大学にも行ったことがないので、実に、ういういしい気分になりました。菅野先生は油絵画家ですが、今回は、油絵よりも扱いやすいアクリル画を教えてもらいました。わくわくの連続で、生々しく、ちょっと先生も前半は緊張されていたようで、そこも可愛らしく、時折、笑いもあり、長閑で、まさに、しょっぱなには最高の授業だったと思います。これからがますます、楽しみですね。ぼくはアクリルはやったことがないのですが、いつか、やってみようかな、と思いましたよ。

※ パリの画壇では「光の画家」と呼ばれていた菅野先生のほのぼのとした授業風景です。

※ 実際に、特殊なカメラを駆使して、アクリル画の描き方を指導されていました。よくわかる、優しい授業でしたねー!
そして、その後、息子くんと会って、ご飯でも食べながら、これからのことを話し合ったのですが、息子、元気そうで、安心をしました。真面目に、コツコツと頑張る息子君、大学と仕事を掛け持ちしながら、でも、そこの経営者の方に、信頼されているようで、彼が一生懸命生きている姿に胸を撃たれました。
息子を励ましたくて、「パパも頑張る」とわけのわからない励ましをしてしまった、相変わらずの父ちゃんでありました。えへへ。
いつも、どんな時でも、息子が一生懸命生きている姿が、ぼくには励みになるんですよ。
別れた後、その背中を携帯に一枚撮影するのが、父ちゃんの趣味でして、地下鉄を降りていく姿、恋人と去っていく後ろ姿、今日はデパートを歩く後ろ姿でしたが、・・・見送る父の目はほのかに熱く、泣けてくるものですね、「がんばれよ、無理しない程度に」と心の中で声援を送っておきました。
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父ちゃんは、ラーメンを作ることもあるし、アートカレッジの校長をやることもあるし、絵も描いているし、息子のパパさんでもあるし、さんちゃんも大好きだし、昨日は、野本の家で料理もしたし、いろいろと大変ですが、やっぱり、常にここぞという時には、気合が必要ですね。笑、はい、みなさん、ご一緒に!
えいえいおー。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



