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日本とこんなに違う。中高生もクルマ通学!? Posted on 2026/09/01 Design Stories  

ここ4、5年のうちにフランスにいらしたことのある方は、見かけたことがあるのではないでしょうか。2021年にDesing Storiesでもご紹介しました、小さい二人乗りのEV車(記事はこちら)。”VOITURE SANS PERMIS(免許不要車)”と呼ばれ、2020年に登場し、欧州で普及している普通免許不要で14歳から運転できる、クワドリシクルというカテゴリーの車です。クワドリシクルとは、厳密には自動車ではなく、日本でいう原付四輪に近いカテゴリー。見た目は立派なクルマで、フランスでは14歳から普通自動車免許なし(試験はないが、8時間ほどの講習を受けてPermis AMが必要)で運転できるのです。

フランスでは、シトロエンの「AMI」とフィアットの「トッポリーノ」がメインに走っています。
最大時速が45km/h、航続距離は75kmとのこと。EVなので、自宅のコンセント(220V)で4、5時間で充電が満タンになります。

日本とこんなに違う。中高生もクルマ通学!?



友人の娘さんは現在高校2年生の16歳。地方に住んでいるので、14歳になったと同時に両親からトッポリーノを買ってもらい、通学や習い事は一人であちこち移動し、二つ隣の町くらいまでは行って帰ってくるとのこと。
さすがに、メトロやバスがくまなく通っているパリ市内では、14、5歳の子がこのクルマを運転している姿はあまり見かけませんが、田舎では交通手段が限られているため、特に、比較的裕福な地域では、このクルマに乗っているほとんどが若い少年少女です。

街で見かけて運転席を覗くと、なにやら流行りの歌を熱唱しながら、まだまだ幼い顔をした少年少女が運転している姿が。正直、ちょっと、いや、かなり心配になりますが、スピードが45km/hまでしか出ないことと、周りの車もこのクルマは子供が運転しているということを理解しているため、なんとか大丈夫なのかな?とは思います。とはいえ、フランスの統計を調べてみると、近年、事故や死亡事故の増加が問題になっているとのこと。2024年には、このようなクワドリシクルが関係する人身事故13件につき1人の割合で死亡者が出ており、一般の乗用車の事故(2%未満)より高いというデータも。例えば、80km制限の県道などでは最高速度が45km/hのこのクルマと一般車との速度差が大きくなります。確かに、80km/h制限の道でこのクルマが走っていると後ろに車が連なり、追い越そうとする車も。実際にその光景を見ると、危ないなと感じる瞬間が何度かありました。

日本とこんなに違う。中高生もクルマ通学!?



友人は娘さんに対し、「基本的には制限速度が50km/hを超える道は走らない」や「許可なしにお友達は乗せない」など、いくつかのルールを決めているようです。一人で運転するまではお父さんが同乗し、何度も何度も練習をしていました。

ただ、気になるお値段はAMIもトッポリーノも8000ユーロ前後から、と高価。モデルやオプションなどによっては、10000ユーロを超えています。小型の中古車の方が安い!
このクルマのメリットはやはり、14歳という若さから運転できるという点。ところ変われば、のクルマ事情。便利だけれど、安全運転で、事故のないよう運転してほしいです!

日本とこんなに違う。中高生もクルマ通学!?

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デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。
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