TPA校長奮闘記
校長奮闘記「学ぶことの楽しさ」 Posted on 2026/05/12 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
人間の生きる楽しみの一つに、「学び」があります。
学ぶことの楽しさを追求する生涯、これに尽きますね。
学び方は人それぞれなのは言うまでもありません。コツコツ学ぶ人もいれば、どんどん学ぶ人もいますが、学び続けることがあれば、人生には醍醐味が生まれ、意味も出てくる、というものです。
ぼくが校長をつとめますTPAというアートカレッジの反響も日々、アップしている感じで、校長を引き受けてよかった、と安堵しているところです。
「辻さん、毎回、学びの連続で、本当にいい意味で興奮をしています。知らない世界が不意に広がって、面白くて仕方がありません。これからもっともっと積極的に授業に参加して、技術や知識を蓄えて楽しんでいきたいと思います」
この方のような感想が日々、ぞくぞく、届いておりますぞ。
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そして、この春からスタートした、TPAですが、講師陣10人が一巡いたしまして、今日から、ふた回り目がスタートしました。アクリル画を教えてくださっております、かんの先生の授業、これがね、大人気でして・・・。
だんだん、先生も生徒さんもペースがつかめてきたようで、見ていて、とっても楽しく、先生が脱線するたびに、笑いもおきました。
今日はいきなり、自分の若い頃のお話からスタート。どうなることか、とハラハラ見ておりましたが、いい意味で、和まさせてもらいました。あはは。
かんの先生は、時々、たぶん、自然と笑いをとりながら、生徒さんたちに囲まれ、信頼された先生という感じで、アクリル画との取り組み方を懇切丁寧に教えていらっしゃいましたよ。
こういう先生がいたら、ぼくも美大に通いたくなっていただろうな、と思いながら、微笑みを携えて画面を見守っておりました。
ネット授業ですが、受講生の方々のコメントも多く、教室で授業をしているような親近感、距離感がとってもナチュラルでよかった、と思います。

※ 絵の具の混ぜ具合で違う色を作ることが出来る基本を、今日は教えられていました。次回から実践がスタートするようですね。

授業が終わると、「ありがとうございました」というコメントが、ずらっと途切れることなく、続きまして、人柄だな~、と改めて思いました。
きっと、一年はあっという間ですね。
ぼくの仕事は、とくにないですが、中には、どうやって教えたらいいか、経験のない先生もいらっしゃって、一緒に話し合ったり、授業が終わったら、感想をお伝えして、授業方向の軌道修正などを一緒に考えたりしています。だいたい、軌道に乗りつつあるかな、と思います。一期生ですからね、先生たちもこの学校では、第一期の講師陣ということになりますから、ここまでは手探りが続いてまいりましたが、第一弾ロケット打ち上げ見事成功、という感じでしょうか・・・。
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来年、また募集をやりますが、今年の受講生の皆さんの中で希望者がいたら、来年から、より専門的なゼミクラスを作りたいな、と思っています。一般フルスタディコース、二年目のゼミコース、そして、セレクトのコースの三つが走る感じになるのかな、・・・。
楽しみですね。
いろいろな先生と出会えて楽しいです。西洋美術史、78歳のしまもと先生は、現在世界旅の途中でして、次回はシチリア島から授業。現代アートのうしろ先生は、歌舞伎町のアートクラブを貸切ってそこからゲリラ授業、パリのアトリエから配信される先生もいれば、日本からお届けする先生もいて、国際色豊かでございます。しまもとせんせいは、奥様とシシリアのあと、パリに立ち寄られるので、ぼくはご挨拶をさせていただき、そのあと、ご夫妻は南米に向かわれるのだとか、すごい・・・。見守りたいと思います。ドラマティックなTPA、のこれからが楽しみですね。
えいえいおー。
また、ご報告させてください。

近況のようなもの。
ぼくは夏の個展開催にむけて、日本の画廊に作品を搬送しているところですが、10月のパリのアートフェアの作品制作がついに本格的にスタートしました。新作は今までにない、カラフルなアブストラクト作品が中心となります。11月開催のリヨン個展のパステル画も、だいたい、揃いだしてます。
日本は、三越日本橋本店、特選画廊全面で、8月5日から11日まで、出来るだけ、在廊したいと思っています。短い会期ですが、入り口と出口を作って美術館のようなスタイルでやる個展なので、ちょっと気合いが入ってます。東京駅辺りに滞在して、歩いて通うかな、・・・。えへへ。
そんな、父ちゃんの作品は、父ちゃんの美術サイトでご確認ください。こちらから、どうぞ。
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