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父ちゃんの普段着飯、「料理の鉄則」 Posted on 2026/06/23 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
父ちゃんは美味しいものを毎日、少しずつ、時間をかけて頂くようにしている。今日は特別に、父ちゃんの料理における三つの鉄則をご紹介したいと思うのであります。
「父ちゃん健康、三つの鉄則」とは、
1,作りすぎない
2,食べ過ぎない
3,残さない
であります。

「腹八合医者いらず」という言葉がありますが、まさにそれが大事で、ぼくはさらに突き詰め「腹六合医者いらず」くらいを実践してきて、実際、今日まで、とくに食生活から来る大病というものを経験したことがありません。
特に最近は、素食にこだわっております。粗食ではなく、素食、ですぞ。
生きることの素になるような、生きる上で最低限必要な元素的な食べ物を自分ひとりの時には作っておりまーす。

父ちゃんの普段着飯、「料理の鉄則」



まず、一番大事に考えているのは「ご飯」です。
辻家では鍋で米を炊くこともあるのですが、炊飯器も使いつつ・・・。
きちんと一時間ほど浸水させておけば、鍋なら十分で美味しいご飯が炊けるのです。
米粒一つ一つがごちそうになります。
これが同じお米かと思うくらい鍋で炊いたご飯の硬さ、艶、触感全部違うのです。
父ちゃんはフランスで暮らしだして、早、25年、やはり和食がどれだけ人間に適した食べ物であるかは、むしろフランスにいるからこそ実感できていたりします。
そこで、基本は素食で健康を保ち、時々、カフェ飯などで外の世界を愉しむような食生活をおくっておるわけです。でも、外食は、そうですね、月に2,3度でしょうか・・・。
年に一度はハンバーガーなども食べますが、基本、毎日は「ご飯」とそれを囲むちょっとずつの「素食」たちという生活なのであります。

父ちゃんの普段着飯、「料理の鉄則」



ここで「父ちゃん健康、三つの鉄則」を少し説明しておきましょう。

1,作りすぎない
作りすぎることで人間は余計に食べてしまうし、無駄なものを出してしまう。
あえて作りすぎないことで胃袋への負担を減らすこともできる。
適度な空腹感が次の美味しいを生み出すコツでもある。
2,食べ過ぎない
ちょっとだけ食べること、よく噛んで、味わって食べることを心掛けるとバカ食いをすることもない。
大食いをしても、気持ち悪くなるだけだし、頭に満腹感が行き過ぎて、美味しいが麻痺してしまうことはもったいない。
食べ過ぎないことで、美味しさに余白が出来る。
これが健康を手に入れる一番の鍵にもなる。
3,残さない
上の、二つを実践出来れたら、あとは目の前のものは全部食べるよう心掛けている。
米粒一つ残さない。

作りすぎることがなければ、食べ過ぎることもないので、残すこともないのであります。
これが「鉄則」です。美味しいという感慨は、胃袋の余白が生み出すわけです。

父ちゃんの普段着飯、「料理の鉄則」



父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
音楽活動ですが、アートと詩を新しい音楽の中に持ち込んで、音楽なんだけれど、文学でもあり、インスタレーションでもあり、演劇的でもあり、そういうものをスタートしつつあります。実はこうやって個展の準備をしつつも、その裏側で、コツコツと、制作を続けています。いろいろなところでやってみいたいですね、橋の上とか、山の上とか、国境沿いの道の上とか、

フランスは熱波で地獄のように暑いです。父ちゃんは裸族になっています。金曜日までフランスは熱波の中にあるようです。あぢィ~よー。
☆☆
8月5日から11日まで、三越日本橋本店、特選画廊にて、辻仁成展「鏡花水月」、三越を辻美術館に!
10月22日から25日、パリ、コンコルド広場でのモダン・アートフェアに出展。コンコルド広場特設会場にて。
11月5日より、リヨン市で個展。先日、第18回リヨンビエンナーレに公式参加が決定しました。

父ちゃんの普段着飯、「料理の鉄則」

自分流×帝京大学
辻仁成 Art Gallery

父ちゃんの普段着飯、「料理の鉄則」



Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。