PANORAMA STORIES

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市 Posted on 2026/04/27 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
今日は、「がらくた市」に行ってきました。ぼくが住んでいる村から、車で20分から25分くらいはなれた海辺の村で、やっていたので、・・・。巡回しているようで、毎週、どこかでやっています。
ノルマンディの一大イベント。
「ヴィッド・グルニエ」というんですが、どういう意味かというと、屋根裏部屋(グルニエ)の中を空(ヴィッド)にする、ということで、実にくだらないものを売るんですよ、こんなものが売れるのか、と思うようなものが並びます。
でも、それを目当てにおおぜいの人が集まって来て、だいたい売れてしまうのだから、驚きモモノキ、でございます~。

ちょっと、その驚きの光景を、眺めてみましょうかね。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

履き古した靴とか、売れるんですよ。人が履いていたものとか、嫌じゃないんですかね、と思う横で、買っていく人がいました。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

何のおもちゃかわからない、頭だけ、とか、売っていたんですが、一周したらもうなくなってました。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

実は、これ欲しかったので、「買います」とお店の人に言ったんですが、すでに売り切れてました。
机にイーゼルがくっついているもので、喉から手が出るくらいほしかったです。こんなもの、いつの時代に流行ったんでしょうね。
いや、これはほしかった。残念。
99%はゴミなんですが、1%、とんでもないものがあるんです。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

これとか、とんでもない部類のものですが、うどん屋の野本とか、好きそうです。彼は廃棄された人形の写真を撮影する趣味があって、写真集も出しているし、どっかで受賞もしているんですから・・・。あはは。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

これ、なんだか、わからないものがたんまり、奥の方には、第二次世界大戦時代のヘルメットとかも売ってました。まさに、ノルマンディの屋根裏部屋から出てきたもの・・・。ある意味、貴重ですよね。ただ、だんだん、がらくたを見極めようとするのが、実に楽しくなってくるから、不思議です。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

ということで、日曜日でしたから、アトリエに戻り、今日から、アルバイトの画学生が2名、ジル君とマリー君、手伝いに来てくれているので、絵画梱包手伝ってもらったので、サルティンボッカをまかないに、作ってやりました。笑。
バジルのパスタを添えて・・・。
ま、手伝いっていっても、そこは人を信じない父ちゃん画人ですからね、結局、自分でやるんですが、運んでもらうのとかは、助かります。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

サルティンボッカって、仔牛肉で作るんだけれど、美味しいですよ。イタリアで食べるとまた格別なんですが、ノルマンディ風です~。

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

ということで、これね、ちょっと前にやったばかりなので、レシピはその時のものを参照してください。仔牛はなかなか買えないと思うので、豚でも、笑、鳥でも、やって大丈夫です。ただ、セージは必須かな~。ネットで買えます。

https://www.designstoriesinc.com/panorama/daily-6777/

なんでも売っちゃえ、フランスのがらくた市

近況のようなもの。
TPA(帝京×パリ、オンラインアートカレッジ)は順調です。月曜日は、壁画のお勉強になります。絵画以前の世界・・・。
8月5日から、三越日本橋本店、特選画廊で、個展。
10月22日から、パリ、モダンアートフェア。
11月5日から、リヨンで個展、でーす。

帝京×パリ・オンラインアートカレッジ

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辻仁成 Art Gallery

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。