PANORAMA STORIES
やばすぎる。フランス、44度を記録! あぢ~。 Posted on 2026/06/25 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
大変なことになりました。熱波のせいで、フランスでは昨日、44、3度を超えたのです。記録的な温度らしく、多くの人が亡くなっています。(なぜかその多くが溺死らしく、急流とかに飛び込んでこの犠牲者数が出ているのだとか、・・・)
で、フランスの家って、クーラーが付いてないのが普通なんです。だから、超熱帯夜のせいで、暑さに強い父ちゃんですが、危なかったです。
簡易クーラーは売り切れで、どこにも一台も見つかりません。死ぬ~。
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で、昨夜のことですが、あまりに、寝苦しく、日本だと冷房があるから、なんとかなるじゃないですか、フランスないから、40度はさすがに動けないし、危険でした。
それで、ダイソンの空気清浄機があって、これはコロナの時期に買ったものですが、送風機能がついてるんで、その前に、氷とか、保冷剤とか、ともかく、思い付くかぎりの凍ったものを、送風機の前においてみたわけです。
なんちゃって簡易クーラー大作戦ですが、これがですね、ぜんぜん、利きませんでした。こんなもので涼しくなるような世界じゃなかった。
父ちゃん、甘かったです。
保冷剤の上に手を置いて、ここは冷たいのに、なぜ、この上を通過する風が冷えないのか、物理学が弱かった父ちゃんには解明できず、保冷剤の位置とか方向を一晩中かえながら、耐え忍んでおりました。
三四郎は、アトリエの床が石なので、そこで寝そべって、ベロだして、はーはー、してました。危険な日が続いています。

※ 最初はこうやって、設置したんですが、風の流れに対して、冷たい面の角度が違う、と思い直し、氷保冷剤袋を縦にしてみました。しかし、しかし、利きません。

ということで、涼む料理を作って食べることにしたんです。
またかよ、と思われるかもしれませんが、前回、ここでご紹介した「白和え蕎麦」ですね、それに納豆をのっけてみました、温泉卵と、・・・。
どろどろとろとろねばねばやんか、ということで、ちょっと豆腐の濃度を濃いめにしたこと、納豆を入れたこと、さらに、温泉卵がパワーに繋がると思って投入してしまったことで、喉を流れるように通らない、かなり重たい蕎麦になってしまいました。
教訓、弘法も筆の誤り。
でも、美味しかったです。
すっごくおいしかったんですが、この熱帯夜はこれじゃない、ということで、冷たい麺つゆを大量に投下しなおし、無理やり食べきりました。フー、苦しい。
明日は、今まで一番熱くなるという予報が出ているので、身の危険を感じましたから、クーラーのついてるビジネスホテルにでも退避するかもしれません。
皆様におかれましては、ご不便をおかけするかもしれませんが、がんばります。
えいえいおー。


父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
とにかく、在仏歴25年ですが、過去最高に暑いです。世界はどうなっちゃうのか、と思うくらいです。ぼくはそれでも西フランスだからいいんですが、南仏とか、どうなっちゃうのかな、と心配になる暑さです。
仕事が出来ないのが辛いので、アトリエの一番小さな作業場にクーラーを取り付けることにしました。
これから先、毎年、熱波が来るような気がするからです。
最悪、そこには簡易ソファベッドがあるので、泊まれますしね。
で、業者さんに電話をしたら、東芝か、パナソニックがある、と言われ、おお、ジャパニーズブランド力、さすが!
来週、下見に来てくださることになりました。お金がかかりますが、仕方ないです。
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ということでほぼ全裸で、まもなく、日本なので、それまでにやり終えないとならない、とくに、秋のパリのアートフェアの12点(作品が決定しました。優しい色の絵が中心になります)の仕上げをやっています。
生姜を擂って、製氷ボックスの中で凍らせ、キューブ状のシャーベットキューブを作りました。めっちゃ美味しかったです。なんとか、頑張っていますよ。
えいえいおーーーーーー。
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個展情報ですが、
東京:8月5日から11日まで、三越日本橋本店、特選画廊全面、辻仁成展「鏡花水月」
パリ:10月22日から25日まで、コンコルド広場の特設会場で、モダンアートフェアに、参加。
リヨン:11月5日から3週間、主催はギャラリー48。本個展は第18回、リオン・ビエンナーレの公式プログラムとして認定頂きました。

Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



