PANORAMA STORIES

父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」 Posted on 2026/06/28 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
ようやくひどい熱波が過ぎ去りまして、今日の温度は28度が最高くらいで、10度以上、ここノルマンディは下がったのですが、パリ事務所のスタッフさん報告によりますと、パリは35度越えで、めっちゃ暑いと悲鳴が届いております。まだ、油断は出来ませんね。
ということで、アトリエでアートフェアに出す作品のニス塗りをやりました。工房の日陰がありまして、そこにギターを持ちだし、ニスが乾くまで、ギターを弾いて、いい感じで、ございます。

父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」

父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」

この部屋は仕上げルームでして、主に、最後の行程であるニスを塗ったり、実は最初の行程の下塗りなどをやる場所です。



といことで、パパしゃんが歌っていると、ぴたっと横に座って、見張りをしてくれる三四郎であります。犬は自分が守るんだって感じのところがかわいいですね。でも、吠える相手は、鳩さんとか、カチガラスさんだったり、してます。和みますねー。

ところで、最近はリードギタリスト活動にこっている父ちゃんですが、・・・サイケ&プログレっぽいギターにはまっておりまして、神秘的な感じの演奏ばかりやっているんです。すると、今日は、トンボに続いて、不思議なことがありました。いろいろな鳥が次々にやってきて、近くの塀とか、屋根の上とかにとまって、一緒に美しい声でうたってくれたのです。いろいろな種類の美しい声の鳥たちでした。三四郎はその子たちには吠えませんでした。とくに、彼的には、許可しているんでしょうね。まさに、森のオーケストラみたいで圧巻でした。動画とりたかったですが、ギター弾いてますからね、ふふふ。
地球上で響き合う何かが存在している、と思った孤独な父ちゃんでした。あはは。

この子とは響き合ってますね、エコーズですか、あはは。

父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」

ということで、28度といえ、まだ暑いので、今日は「猫そーめん」を作りましたよ。
あのですね、ねこまんま、ってあるじゃないですか? 
白ごはんにつぶした豆腐を載せて、醤油とかけて食べるやつね、九州だけかな? 
あれ、子供のころ、辻家では夏の定番だったな、と思い出し、ごはんじゃなくて、そうめんならどうなるか、工夫をしてみたんです。
そしたら、あら不思議、猫そうめん、めっちゃ、美味かったです。いつも作る白和え蕎麦より、つるっとのど越しもよく、堪能~。

やわらかい豆腐をボウルにいれて、いっちょうでいいです。そこに小さじ1の味噌、小さじ1のバターナッツ、それに、適量(お好きな量でいいですけれど)めんつゆをいれまして、フォークとかホイッパー(泡立て器)でぐちゃぐちゃ混ぜます。猫まんまくらいの粗さでいいですよ。
ぼくは丼の中で、それをやって、そこに茹でて水でしめた麺をいれました。
どうです、猫まんま、ならぬ、猫そうめん、ですよねー。
これが、美味しかったです。カツオとか、どうかな、と思いましたが、ちょっとわからないので、海苔にしました。胡麻と海苔、正解でした。お好みでごま油を1,2滴入れるのもありかもしれません。やってませんが、笑。柚子胡椒とか、やってませんが・・・。
これは、痩せると思います。
ぜひ、夏バテの季節などに、やってみてください。コングクスとかとはぜんぜん、違います。猫まんまのそうめん版です。

父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」



父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」

個展が近づいてきましたねー。
あとひと月ちょっとですから、楽しみ過ぎます。三越さん、本気出してきています。いろいろと分かってきましたが、今回やる三越の「特選画廊」って、けっこう、日本を代表するすごい会場だったみたいです。友人の千住博さんに言いましたら、「それはすごい」と驚いておられました。いい画廊なんでしょうね。広いですからね、6階の画廊フロアの目立つ場所にあります。ぼくは出来るだけ、今回は、時間の許す限り、ふらっと立ち寄ろうと思っていますので、もし、偶然にお会い出来ましたら、笑顔で、お願いします。笑。
8月5日から、11日まで、お盆前ですが、父ちゃんの全身全霊を観に来てくださいませ。美術館のような入り口と出口がこの個展のために設置されます。普段はそういうものはありません。ぼくのアイデアで、そんなすごい画廊だとか、知らないので、いろいろ注文をしたら、許可が出まして、笑、一週間かぎりの辻仁成美術展となりますので、これは間違いなし。

父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」

そして、
10月22日から25日は、パリで、モダンアートフェアに参加します。コンコルド広場の特設会場です。
また、11月5日から3週間「LES INVISIBLE」展をリヨンで開催しますが、この個展が、第18回リヨン・ビエンナーレの公式プログラムに選出されています。下が、このビエンナーレの公式ポスターになります。リオンに出す作品と、東京に並ぶ作品は、まったく、異なりますから、ぜひ、両方、楽しんでください。こちらには、少し、パステル画も並びます。

父ちゃんの普段着飯、「猫そ~めん」

辻仁成 Art Gallery



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Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。