PANORAMA STORIES
三四郎、53歳。父ちゃんの近況のようなものが目まぐるしい Posted on 2026/08/29 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
今日はロザリオスの新譜のコメント依頼があり、tokieさんのバンドなので、短い感想文書いて渡しました。採用されるか、わかりません。あと、朝井さんと加藤さんのポッドキャストに勝手にコメントしたり、あと、ゴメスと来年の日本での個展の打ち合わせやったり、シンガポールの画廊との長いやりとり、などなど、ま~、忙しかったです。ふ~。
さらには、
三四郎が、犬年齢53歳だというのが判明して、驚いたんですが、犬は最初の4年くらいで、高速で加齢し、その後、ゆっくりと老いるようですね。
犬って、「毎日、忙しい忙しい」って、思って生きているようですね。ぼくには寝ているだけのように感じるんですが・・・。あはは。
53歳か、仲間だね、さんちゃん・・・。まだ、4歳なのに・・・。
☆
さて、最近、父ちゃんが作って食べているものを今日は最初にご覧ください。いきなり・・・。

もやしが売っていたので、コンビニで買った、生麺、に、スープが、ますたに、でした。
うまかったです。

で、これが、空港で買った、沖縄のソーキ蕎麦なんですが、最高、でした! かつおだしなのかな、飲み干した、父ちゃんです。フランスには、ソーキ蕎麦、ありません。

これは、鯛のリゾットです。魚屋で買ったお魚で作りました。いつか、となりのヒトナリでやってみましょう。
フランス人は見知らぬ人でも、すれ違う時に、「ボンジュール」ということがあります。
とくに、ノルマンディなど、人がいない場所では、あからさまにすれ違うので、相手を安心させるために、自然と、「ボンジュール」が出てきます。
パン屋でも、カフェでも、まず、ボンジュール、がこの国のならわしなんです。
で、今日、ずっと頭の中に大阪のある食べ物のことがあって、それが頭の68%を占めていたせいもあるんでしょうね、カフェに行くといつものメンツが集まっていたせいもあって、気が緩み、
「ボンジュール」
というべきところを、
「ぼてぢゅー」
と言ってしまった父ちゃんです。
やば、と思ったんですが、みんな、普通に疑うこともなく、ぼんじゅー、と帰って来たので、ほっとしました。ぼてぢゅー。ごめんなさい。
でも、ぼてぢゅー的な発音が、通じることがわかって、安心しました。なんでやねん!!!!
☆
それにしても、ぼてぢゅーのお好み焼き、食べたいです。あはは。美味しいですよね。
今日、土曜日は、フランスのランチの時間にあわせて、インスタ第三回「となりのヒトナリ」をやります。ラジオなんだけれど、映像付きで、だいたい料理をしながら、おしゃべりをするというもので、今、ランチ何にするか、悩んでいるところです。
ラジオに備え、朝起きたらまず食材をマルシェに買いに行き、日本時間の19時から、つまり、フランスのランチタイムに、自分が食べるその日のランチを作りながら、おしゃべりする、という次第です。
まだ、この時点で、何を作るかは決めておりません。そのゆるさがいいんですよね。
でも、ラジオの依頼がなかったので、自分で始めましたが、緊張感があって、めっちゃ楽しみなんです。やっぱ、おしゃべりだから、・・・ですかね、えへへ。
何を、作ったろうかな~。

そして、これが、スーパーで買った、日本のぼてぢゅー、焼きそばですが、最高でした。ここから、潜在的に、ぼんじゅーるが、ぼてぢゅーになったのかな?
スタッフのお母さまからいただいた紅ショウガがちょうどあいました。手作りだそうです!メインは、紅ショウガでした、いいですね、美味い。今度、ぼくも作ってみます。ぼてでぃゅーさんの、太麺との相性が抜群でございました。
なかなか、日本が恋しいぞ、メニューですよね・・・。えへへ。

「歌う詩人」のアルバムがいよいよ、最終コーナーに入りました。
これが、いいんですよね。ああ、また、自画自賛ですいませんが、ぼてぢゅー~。
間もなく、ミックスがはじまりますが、一つ困っていることがあって、今回のCDですが、ディスクユニオンさんだけで販売をする、というかなりスペシャルな展開なんです。で、ディスクユニオンさんって、全国に46店舗もあるようで、CDが売れない時代ですから、46店舗って、・・・すごいです。
で、ディスクユニオンさんとしては、「歌う詩人」では、弱いんでしょうか?
「辻仁成率いる」と宣伝文句に使っていいですか、という丁寧な提案を受け、うろたえたレーベル&事務所一同なんです。
辻仁成を引退し、仮面シンガー、サンジェルマン伯爵を名乗り、黒幕として暗躍しようとしていたのに、ディスクユニオンさんから、「辻仁成率いる」を宣伝で使わせてほしい、というお願いが、ZIZZレコードの江幡さん経由でやってきたんです。
でも、CDが売れない時代に、がんばってCDを販売してくださるディスクユニオンの店舗の皆さんに、サンジェルマン伯爵じゃ、申し訳ないわけです。わかりました。それでは、ディスクユニオン内では、「辻仁成率いる歌う詩人」ということにしましょう。
こういう話しになったんです。ぼてぢゅー、いいんじゃないでしょうか? みなまで言わないまでも、なんとなく、率いる、という日本語は、どこに主導権があるか分からないわけでして、ま、硬いことは言わないで、率いる、を認めたいと思います。確かに、作詞作曲は辻仁成ですしね、サンジェルマンも仮面を剥げば、・・・あはは。
ディスクユニオンさま、どうぞ、どうぞ、よろしくお願いします。これはあれですかね、店舗でライブとか、やる日が来るのでしょうか。お茶の水の店舗とかいいですね。
はい、ということで、父ちゃんの長い近況でございました。
多方面で活躍する父ちゃんですが、目が離せません。
小さな声で、えいえいおー。

おしらせ。
9月4日、新刊小説「泡」集英社から、でます。
10月22日から25日は、パリで、モダンアートフェアに参加。12点ほどだします。
11月、リヨンで個展。点数はわかりませんが、28~29点のあいだに厳選中。

Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。


