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パリに戻ったら、藤田嗣治がいた! Posted on 2026/11/07 辻 仁成 作家 パリ

パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!

おつかれさまです。
穏やかなパリです。デモのニュースばかりでうんざりしていますが、明日もデモがあるらしいですね。
でも、パリはもうずっとデモと共存している感じで、もちろん、一部の地域で過激なデモ隊と警察がぶつかったりはしていますが、パリが燃えているわけじゃないんです。
ニュースで切り取られているのはマジで、ほんの、一部。
今日も、広範囲歩きまして、オペラにある野本の国虎屋でランチもしたし、(満席でした)、セーヌ川も渡り、画廊街で打ち合わせもやりましたが、光がきれいな秋晴れの金曜日でした。
さて、明日のデモがどうなるか、ですが、観光客の皆さんは、デモのルートには近づかなければ、問題ありません。君子危うきに近寄らず、でお願いします。日本大使館から、今、届いたメールのルートに関する部分をここに貼り付けます。ご参考ください。
☟
「11月7日(土)、パリにおいては、以下の時間・ルートにより、労働組合によるデモ行進が行われる見込みです。また、黄色いベスト運動等の団体がフランス各地での抗議行動を呼びかけています。

パリ:午後1時~ レピュブリック広場とナシオン広場の間
※時間は目安です。また、当局の規制等により、場所等が変更されることがあります。」
だ、そうです。そこは避けてね。
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そして、御覧ください。この美しい世界・・・

パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!



パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!

アメリカの中間選挙、ぼくは個人的に、トランプ政権に逆風がふきあれたこと、めっちゃ喜んでいます。もうこれ以上世界がめちゃくちゃにならないよう、良識あるアメリカ人が立ち上がってくれたこともうれしかった。ま、まだまだこれからですが、より良い世界になるよう、祈っています。
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ところで、左岸の画廊街で打ち合わせがあり、というのも、2028年以降の個展について(2027年は秋にパリの日動画廊での個展が決まっています)、いろいろと話し合いをやっています。
☆
とまれ、画廊関係者さんと食事をしてレストランを出たところで、ばったり、藤田嗣治と出会ってしまいました。
「ええええ、これ、藤田?」
一瞬、目の前に飛び込んできた絵の画風に見覚えがあったので、戻って、ショーウインドーを覗き込んだら、
「ああああああ、藤田のサイン、あるやん!」
と思わず声が出た、あはは。
1931年のサイン。
これ、本物?
こんな薄いガラスの中で、大丈夫なの?
窃盗団とか、デモ隊とか、これ、叩き割ったら、どうするの?
と思いながら、しばらく、眺めておった父ちゃんです。
さすが、パリですね。そこら中に、ミロとか、マティスとか、藤田とか、ピカソがあふれているのだから、すさまじい。

パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!

パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!

このあと、ぼくは駐車場におりて、まっくらな誰もいない駐車場で歌の練習をしたんです。
日曜日にバスティーユでライブですからね、アパルトマンは壁が薄いので、さすがに歌えないし、スタジオに行くほどの時間もないので、今日は地下駐車場に車をとめて、その中で「声だし」やりました。
そんな日本人もいるんですよ!
あはは。
時々、ぼくの車はボーカルレッスンのスタジオになります。

パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!



パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!

瞑想!

パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!

父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
リヨンの個展は、22日まで続いています。
ぼくは、11月8日、日曜日に、ライブです。20時から35分くらい歌います。ゲストあり。

パリに戻ったら、藤田嗣治がいた!

辻仁成 Art Gallery
自分流×帝京大学



Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。