PANORAMA STORIES

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」 Posted on 2026/11/06 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
軽井沢からはじまり、京都、松江、出雲、東京、パリ、ノルマンディ、パイr、リヨン、パリ、という現在地ですが、この2週間ちょっとのあいだに、この行程ですからね、白髪が増えました。あはは。
ということで、老体に鞭打って、前進している父ちゃん画伯でございますが、リヨンの個展も大盛況だったので、ここからは、次の目標に向かって、あらたに進もうか、という感じです。
たった今、ラジオ「となりのヒトナリ」やりまして、おしゃべりをさせていただき、元気になりました。
出来るだけ、地味な息抜きの場として「となりのヒトナリ」は続けられたらな、と思っています。ゆるーく、ゆるーく。笑。
☆
ということで、元気を取り戻すには、玉ねぎ、だと昔から思っている父ちゃんです。そこで、今日は、玉ねぎをつかい身体の芯から温める料理を作ってまいりたいと思います。
寒くなってきましたからね、玉ねぎ、いいんですよ!
では、材料から、

お好きなパスタ50g
塩昆布、ひとつまみ
玉ねぎ1っ個、
ブラウンマッシュルーム、2,3個
バター5g、
塩胡椒、少々
醤油、数滴
ベーコン、一つまみ
ニンニクひとかけら
たかのつめ一個、
アンチョビ一切れ、
オリーブオイル少々
かな、マッシュルームはなくてもいいですよ。

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

※ このショート有機パスタ、パリだと、ビオセボン、で売っています。グルテンフリー。もしかしたら、日本のビオセボンにもあるかもね。もちもちした触感ですから、おいしいですよ。フランス土産にも最適です。

ともかく、体調が悪くても、気分がすぐれなくても、調子でなくても、人間は生きないとならないから、食べられるなら食べないといけません。
炎症があるのは間違いないので、ちょっとしばらくのあいだ、グルテンを摂取しないようにします。
蕎麦粉のパスタを見つけたのだが、これが、超、美味しかった。
日本だと、豆のパスタが売っていて、なかなか、美味しかったので、あれも、おすすめ。
調子悪い時は、グルテンをしばらくやめてみるといいかもね、と誰かに言われて、ま、気晴らしに抜いています。



父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

玉ねぎには「硫化アリル」と「ケルセチン」が含まれていて、前者は血液をサラサラに、後者は心筋梗塞や動脈瘤を防ぐので、ま、血にいいのかな。(ただ、アリルは、火とか水を使うと、効果が薄れるので、炒めている段階で、意味が半減します、あはは)
なので、父ちゃんは、スライスしたものを、その時点で、少し食べてやったり、完成したパスタに上から、スライスした生玉ねぎを載せて食べたりします。
うん、血液サラサラになった気がした。あはは。

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

玉ねぎを、ベーコン少々と炒めて、ようは、飴色になるまで弱火でね。早くやりたい場合は、水を足して蓋をすると早く飴色になるのだけれど、父ちゃんは、じっくりと火を入れていく派なのであーる。
どさくさに紛れて、ここで、ニンニクとか、鷹の爪とか、アンチョビを、気分で投入。正直、いれなくてもいい。お好きにしてください。
レシピなんて、目安に過ぎないから、自分の味にしていくのが、長い人生のためになりますよー。
白ワインをいれてから、塩昆布をひとつまみ、投入。
ダシの素とか、コンソメをいれる必要なんかない。塩昆布は、マジで、最強のダシの素ですね。
玉ねぎがそれだけのうまみを持っているので、塩昆布を足せば、ぐんと、うまみは、アップするので、マジで、塩昆布、万能だよー。
インディアン、ウソつかないよ。

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

玉ねぎをじっくりと炒めながら、途中から、横で、ブラウンマッシュルームを軽く炒めますが、べつになければ必要ありません。父ちゃんがマッシュルーム好きだから、・・・。

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

んで、万能調味料の塩昆布をいれる。
塩昆布は、父ちゃんの場合、カレーにも、肉の煮込みにも、なんでも、使っちゃいます。一家に3袋、笑。
とくに山の幸との相性がいい。海のものと、山のものって、合わせると、広がりが出るんだよね。なぜか・・・。
玉ねぎと塩昆布もばっちりであった~。



父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

どうよ、この色味。
こういう食欲をそそるものを作ろうという気持ちがあれば、大丈夫!
元気になるために、美味しいものを作って、食べましょうね。

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

バターは、風味をつけるためだけに、3~5g、入れておく。なくてもいいよ。太るの気にしているなら、なし、で。

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

パスタのゆで汁で、少し、全体を伸ばしましょうね。白ワインでもいいですよ。玉ねぎのダシが白ワインやゆで汁と混ざって、やや粘り気を持ち込んでくれます。そのもしゃもしゃ感がうまいんだよねー。



父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

はい、完成です。
玉ねぎの香ばしい甘味とうまみが、蕎麦粉100%のパスタと絡んで美味い!
ボナペティ!!!!

父ちゃんからのお知らせですが、明後日、日曜日、バスティーユのライブハウスで、仲間のエバーマインズと一緒にライブやります。一緒に歌う場面もあるので、お楽しみに。お時間ある皆さん、気軽に来てね。

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」

自分流×帝京大学

父ちゃんの普段着飯、「献立に困った時の、たまねぎのパスタ」



辻仁成 Art Gallery

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

▷記事一覧

Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。