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パリ最新情報「グルマンなフランス人が苦手な食べ物とは?!意外な結果が明らかに」 Posted on 2022/08/17   

 
日本と同じく、グルマン(=美食を愛する人)が多く存在するフランス。
美味しい食事とワインを愛し、評価し、そしてそれに歩調を合わせる社会がフランスにはある。
ただコロナ禍を経て食のスタイルも変わってきた。
今ではパリを中心にテイクアウトが定着しており、普段は持ち帰りサービスを提供しないレストランも次々に参入するようになった。

実際、2020年あたりからパリではDeliverooのリュックを背負い、自転車で疾走する若者をよく見かける。(“Deliveroo”デリベロー、ウーバーイーツのようなフード宅配サービス)

フランス人がよく利用するというデリベローだが、この会社が今年7月に興味深い調査を行った。
それは、フランス人に人気のある料理…ではなく、「フランス人が最も苦手な食べ物TOP10」である。
グルマンなフランス人がどうしても避けたい食品とは何か?意外な結果が明らかになった。
 



パリ最新情報「グルマンなフランス人が苦手な食べ物とは?!意外な結果が明らかに」

 
1位となったのは、なんとフランスの常備野菜、チコリであった。
チコリはフランスではアンディーブ(Endive)と呼ばれ、スーパーでも気軽に手に入るポピュラーな野菜だ。
苦手な理由は、シンプルに「苦いから」。
とはいえフランスには立派なアンディーブ料理が存在する。茹でたチコリをハムで巻いてグラタンにしたものを「アンディーブ・オ・ジャンボン」といい、フランスの代表的な家庭料理レシピともなっている。
 

パリ最新情報「グルマンなフランス人が苦手な食べ物とは?!意外な結果が明らかに」

※アンディーブ・オ・ジャンボン

地球カレッジ



 
チコリは栄養価も高く、グラタンにすれば苦みも多少取れる。
しかしそれでもこの味を苦手とするフランス人は多いようだ。
 

パリ最新情報「グルマンなフランス人が苦手な食べ物とは?!意外な結果が明らかに」

 
苦手な食べ物の2位は生姜である。
「パワフル過ぎる」という理由なのだが、確かにフランスでは生姜=精力剤という認識である。
日本の生姜と違って繊維が多く、おろしにくいといった印象もある。
そのためこちらでは生姜を使った料理が日本よりも少ない。
日本食にある紅ショウガなどは、「ちょっと苦手…」とするフランス人も少なくない。
 



パリ最新情報「グルマンなフランス人が苦手な食べ物とは?!意外な結果が明らかに」

 
3位も意外で、ドライフルーツがランクインした。
特にミックスナッツと一緒になったドライフルーツが口に合わないとのことで、「スーパーであれほど売られているのに?」と不思議に思ってしまう。
ただ料理の中に存在するドライフルーツを苦手とする人は確かに多く、たとえばクスクスに入ったレーズンを避けて食すフランス人は一定数、いる。

そして4位はイワシ、5位は芽キャベツ、6位はパクチーとなる。
パクチーが苦手なフランス人は多く、彼らはこれを「エキゾチックな味」としている。
フランスで売られているパクチーは本場のものよりずっと穏やかなのだが、その香りや味にはなかなか慣れないようだ。

7位は玉ねぎ、8位はリコリス(甘草)、9位はピーマンとなっており、いずれも刺激・風味の強い食品が苦手の様子。
ちなみに10位は牡蠣とのことだが、これは好きな人と苦手な人が真っ二つに分かれる印象がある。
好きな人は白ワインと一緒にとことん楽しんでおり、苦手な人は見向きもしない。
ところがフランスでは牡蠣が殻つきのまま売られており、殻をむくのは男性の仕事となっている。
そのため自身は嫌いでも、家族のために一生懸命殻をむくというムッシュの姿も見られる。

以上の結果を報告したフランスメディアも、「意外な内容だ」としている。
ただ肉類やキノコ類が入っていないことについてはフランスらしいと言えるかもしれない。
風味の強い野菜を苦手とするフランス人は多いようだが、3位のドライフルーツは特に意外であった。(せ)
 

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