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パリ最新情報「クリスマスイブのフランス。新規感染者94124人を(最高)記録」 Posted on 2021/12/25 Design Stories  

クリスマスイブのパリは朝から人の出が多く、クリスマスに向けて最後の買い物をする人や、食事の買い出しをする人で賑わっていた。
12月24日、25日はカトリックのフランス人にとって1年で一番大切な日。家族が集まって食事をするのが定番だ。
安全に集まって食事をするため、なんと約100万人がコロナ検査を受けた。
これは、これまでのテスト実施回数の最高記録だという。
100万人がテストを受けた結果、なんと、94124人が陽性だった。
こちらも最高記録となる。(第2波の2020年11月のピーク86852人より多い)
特にパリの状況はひどく、住民10万人に対して1346人が陽性者。
昨年のレストラン閉鎖で、レストラン再開の目安は10万人に対して200人であった。

パリ最新情報「クリスマスイブのフランス。新規感染者94124人を(最高)記録」



今、フランスはコロナ第5波の直撃を受けている。
これまでならば、今すぐにでもロックダウンになっていた数の感染者なのだ。
ワクチン完全接種者は全人口の76、5%だが、集中治療室の占有率もじわじわと増えており、病院はまた再び戦場と化している・・・。

ロックダウンを避けたいフランス政府は、衛生パスをワクチンパスに変更しようと準備を進めている。
これまでは抗原、PCR検査が陰性であれば衛生パスを取得(レストランや映画、美術館に行く際に必要)できたが、これからはワクチン完全接種のみがパスの条件となり、現在フランスにいる、600万人弱のワクチン未接種者はパスを入手することができなくなる。

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他人のパスを持って動き回る人々の取り締まりも強化される。
これまで150ユーロだった罰金が1000ユーロとなり、偽パスを持っていた場合の罰金は75000ユーロにまで跳ね上がる。
パスを必要とする施設のオーナーがチェック義務を怠った場合の罰金も1000ユーロ(初犯)に設定された。
オーナーは客のパスが疑わしい場合、身分証明の提示を求めることもできる。

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今週、フランスの新規感染者は平均して65000人くらいだったが、23日に91000人、そして24日は94000人を超えた。
親など高齢者に感染させたくないので、クリスマス前にみんながコロナテストに集中したから、という理由もあるだろう。
薬局で購入できるセルフテストはどこも売り切れだという。
パリのオミクロン株率は陽性者の3人に2人と言われており、症状は、ほぼ風邪の症状である。
本来だったら検査さえしなかった人たちを全員テストしたら、陽性者が次々と出てきた、というのが現実ではないか。
フランスの大晦日は友達と馬鹿騒ぎをするのがお決まりだが、そこで感染が爆発して1月の状況が最悪になることを恐ているフランス政府。
大晦日までに緊急宣言が出されるか否か、スリリングな年末となる。

ちなみに、ワクチン3回目のブースター接種を急いでいるフランスだが、イスラエルはオミクロン株拡大を受け、すでに4回目接種を開始する(医療従事者と60歳以上)ことを発表した。イスラエルは他国より6ヶ月早いスピードでワクチン接種を進めている。(ノ)

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