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滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」 Posted on 2024/03/02 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、ということで、今日は初両国国技館に立った、父ちゃん。
すごい・・・。立った。
つい、先日、伊勢丹のアートギャラリーに立ったばかりだったが、今日の父ちゃんはさらにすごい、あのお相撲さんたちが、がっぷり四つ、両国国技館に立ったのだよ、あの相撲の聖地、りょうごくこくぎかーーーんにーーーー!
ついに、立ったのだった。
というのは、今日は、リハーサル&サウンドチェックが行われたのである。
明日2日が、初日となり、明後日の千秋楽に父ちゃんは登壇というか登土俵させてもらうことになっておーる。
ひゃあ、想像しただけで、もう、鳥肌~。
ギタージャンボリー2024の陣に、父ちゃんはトリ前、19時5分に土俵入りするのだ。
両国駅の真横に、国技館があって、徒歩1分という近さ。
武道館では二回、ECHOES時代にライブをやったことがあったが、両国国技館は、武道館を一回り、小さくした感じだったが、5000人も収容できる。
でも、立った感じだと、ライブハウスっぽいのである。なんでやろ??
なんか歌いやすい、やりやすくて、めっちゃいい雰囲気であった。
オランピア劇樹生でも感じた、観客と密接に向かい合える距離感、good!!!
しかも、楽屋が、いわゆるお相撲さんの支度部屋なのかな~、テーブルがいっぱい並んでいて、出演者、各テーブルごとに割りふられており、マネージャーさんとかと陣取るスタイルなのであーる。
なんか、ここに、朝青龍とか、歴代の力士いたんやろうな、と思って、血が騒いだ父ちゃんであった。辻力士じゃああ!!
御覧くだされ、こんな感じ、めっちゃ、日本!!!

滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」

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滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」

※ 右がYAMAHAの佐藤さん、信頼できる人。いつも、ぼくのFM2000を調整してくれるのだ。このギターはもう発売していない。ぼくは日本とフランスに、合計、2台持っている。

滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」

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※、るんるん、と幼稚園児のように歩いてく、父ちゃん5歳児。

滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」

※ 星になるんだ、と何を指さしているのや、この写真、いいねー。



しかし、画家になっているかと思えば、歌手になって、両国国技館5000人を前に、ギター一本かきならし弾き語りをやる、このおやじー、おもろいの~。
自分で言うのも変だが、なかなか、おらんね。
多才という言葉で片づけんどいてね、その言葉いやなんだよねー。
とまれ、父ちゃん的には、実に楽しいのだ。
父ちゃんのことをほとんどのお客さんが知らない、とギタージャンボリーの主催者さんに言われて、そこで、逆に、アウエーじゃん、燃える~、熱血じゃーん、となった、父ちゃんであった。
父ちゃんのことを知らないニュージェネレーション5000人の前で、思う存分、魂の叫び、歌声を届けたいのだ。
ぼくを知らない人たちに、ぼくの存在を届けたいのであーる。どうじゃあ。
いいよね、それが熱血だ。楽しみだ。ライブハウス国技館、最後は、大拍手で終わらせてやったるでー。
思えば、父ちゃんの長い道のり、45年ほど前にECHOES結成し、22年前、パリのセーヌ川河畔で発声練習をし続けてからの、去年、オランピア劇場をやりーの、明後日、両国国技館~、おお、父ちゃんのロック、みんなに届けたるぞー。
えへへ。
ということで、両国国技館は、父ちゃんには狭かった。
はっけよーい、のこったー。

滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」

※ ひろーい!!!!

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※ 舞台袖のスタッフさん、小寺ちゃん、天野さん、舞台監督、たきさん? 名前おぼえられんかった。安心できる仕事のモニターの背の高い方、あと、導線案内してくれた昔の仲間みたいな方、スタッフの皆さん、とくにPAさん、照明さん、みなさん、よろしくっす。おら、ロートル日本の父ちゃんです。

滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」

滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」

※ ああ、父ちゃんじゃん、頑張って生きてるねー、みんなも生きようね。楽しめば、人生は、楽しくなるよ。



土俵に上る時も、すがすがしかったが、降りる時も、なんかとってもすっきりしていたのである。
やっぱり、相撲パワーいいね。
そんな日本のあっぱれなリハーサル日であった。
今回は、タイタンさんがマネージメント、そして、ぼくのテックは、YAMAHAの担当、佐藤さんがついてくれた。
いつもマコちゃんだけれど、佐藤さん、さすがだった。
会場のあらゆる場所に移動し、どこをどうすればいいか、合図を送ってくれて、一度、土俵にあがってきて、ぼくのギターのコントロールパネルをいじって、
「これで、高音のきんきんが消えます」
と言い残して、颯爽と、降りていかれた。安心感ある。
皆さんに、想像してもらいたい、ぼくを知らない観客の皆さんの前で、みんなが知らない曲を熱唱して盛り上げるのであれば、それはまさに、路上音楽の原点なのであっった~。
じわじわっと、父ちゃんの音楽世界に巻き込んでやりたい。
作戦はない、ただ、熱血あるのみ。
あはは。
人生は、

滞仏日記「相撲の聖地、両国国技館の土俵に立った、熱血父ちゃんの巻」



つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
で、個展はどうなったのか、一度、画廊に電話をしたら、たくさんのお客さんにお越し頂いております、こちらは大丈夫です、ご安心ください、というお返事を頂いたので、よかったですね。伊勢丹さん、がんばってください。ぼくは両国で星になります。

●小説「十年後の恋」集英社文庫版、重版!
●小説「東京デシベル」がイタリア、Rizzoli社から刊行されました。
●3月3日、両国国技館、ギタージャンボリー出演。
●3月6日、ツジビル・ライブ(SOLD OUT)
●4月19日、ロンドン、ライブ。詳細はこちらから☟

https://www.eventbrite.co.uk/e/2gz-tsuji-and-hide-live-japanese-music-in-london-tickets-790578039197?aff=oddtdtcreator

●6月28日、ボルドー・ライブ、予定。(詳細待って)
●6月30日、パリ・ライブ決定(詳細、待って)
●7月3日、リヨンでライブ。(詳細、お待ちー)
●9月後半、コルシカ、アジャクシオ、ライブ。(詳細、待って)

https://www.instagram.com/japan.stories?igsh=MTA2dWFjODdsZnNrZA%3D%3D&utm_source=qr
新しいデザインストーリーズのインスタも再始動! 
https://www.instagram.com/designstories_paris?igsh=cHlpdGFvdWkyYmdj&utm_source=qr
・それから、ぼくのなりすましが、ファイスブックで暗躍していて、問題が起きている、というので、皆さん、フェイスブック、ぼくはやっておりません。なりすましには、近づかないように、友だち申請とかしないでくださいね。要注意です。
お知らせ、以上です。

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