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日本とこんなに違う、ドイツで電車に乗る方法 Posted on 2024/03/19 マイヤー 智栄 会社員 ドイツ・マインツ

ドイツを旅したことのある方はご存知かもしれませんが、ドイツの駅には改札というものがありません。電車だけではなく、バスでもトラムでも、乗車する際に切符を見せることはありません。

では無賃乗車がOKなのかというと、もちろんそんな訳はなく、抜き打ちで係員がチェックに来るのです。その時に有効な切符を持っていなければ、罰金として60ユーロ(約1万円)を払うことになります。何度も無賃乗車を繰り返して捕まった場合は、刑に問われることも。ドイツ在住外国人の場合は滞在ビザが発行されなくなることもあるらしいので、要注意です。

長距離電車では必ず係員が切符のチェックに来ますが、私が今まで近距離の電車やバス、トラムに乗っていて切符のチェックに当たったことは片手で数えるられるほど。それほど頻度の高くないチェックなので、無賃乗車が多いのでは…と思いきや、今までチェックの際に切符を持っていなかったという人を目撃したことはほぼ皆無。改札はなくてもみんなちゃんと切符を買って乗車しているのです。

日本とこんなに違う、ドイツで電車に乗る方法



では、どうして改札を作らないのでしょうか。どうやら改札を作ってそれらを維持する費用より、抜き打ち検査でチェックする方が安上がり、というのがその理由なのだとか。そしてドイツ人の気真面目な気質がそうさせるのか、切符をみんなちゃんと買う、というのも理由の一つでしょう。

ドイツでは日本のように何社も異なる鉄道会社があり料金体制もバラバラ…ということはなく、料金は距離で一律に決まります。近距離電車もバスもトラムも同じ切符で乗れるので、その点は数少ない日本より便利な点かもしれません。ちなみに初乗り料金は2024年3月時点で3.55ユーロ(約600円)と日本に比べてかなり高め。でもこの料金で結構な距離を乗ることができます。私の住むマインツ市内なら、市の端から端まで行っても初乗り料金。20kmほど離れた川を挟んだ隣り町、ヴィースバーデンも初乗り料金範囲です。初乗り料金は高いですが、お得な5枚綴りのチケット(12.5ユーロ、1回分が2.5ユーロ(約400円) に)や、1日券(7.1ユーロ(約1100円))、5人までのグループチケット(1日券で13.6ユーロ(約2200円))など色々な割引チケットもあります。

日本とこんなに違う、ドイツで電車に乗る方法

ちなみに5枚綴りのチケットは乗車時に刻印機で刻印が必要です。このチケットを持っていても刻印がないと無賃乗車扱いされます。

バス停やトラムの駅には切符の販売機がないことも多いので、乗車の際には注意が必要です。そして万が一、切符を持っていないところを係員に見つかった場合、旅行者だから…などと理由で見逃してはくれないのでご注意を!

日本とこんなに違う、ドイツで電車に乗る方法

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Posted by マイヤー 智栄

マイヤー 智栄

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東京都出身。2010年よりドイツ、マインツ在住。
ドイツ人の夫と息子、2匹の猫との5人暮らし。