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家庭フレンチの定番を「アーティチョーク・ヴィネグレット」 Posted on 2023/04/12 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ

代表的な春の野菜と言えば、個人的には、まずアーティチョークが思い浮かぶのですが、・・・この野菜、実に不思議な形をしています。
いったい、どうやって食べるの?
渡仏した間もない頃、このお野菜を見かけるたびに、そう思ったものです。

お花のような野菜、アーティチョーク(朝鮮アザミ)、フランスでは、花束のように売られている小ぶりのものと、1つがコロンと大きいものの2種類に、大きく分かれます。
アーティチョークはイタリア、ナポリ近郊からフランスに伝わったと言われていますが、イタリアで食べられる小さめのアーティチョーク(イタリアでは「カルチョーフィ」と呼ばれる)は90種類以上もあるのだそうです。
下処理をして、オイル漬けやサラダとして食べるのも良し、フレッシュなものだと生のまま薄切りにして、オリーブオイルとレモン、パルメザンチーズでカルパッチョ風に頂く(美味!)こともできます。

フランス人は、大きい方のアーティチョークを、ただ茹でて食べるのが大好き。
食べられる部分はちょこっとしかありませんが、炊いた若竹のようなホクホクした食感、若竹煮と木の芽を一緒に食べたような苦みと甘み、独特のエグミが癖になる魅惑の野菜といえるでしょう。

家庭フレンチの定番を「アーティチョーク・ヴィネグレット」



それでは、フランスでの食べ方をご紹介します。

アーティチョークの茎と葉先の部分を包丁で切り落としたら、たっぷり沸かしたお湯にたっぷり目の塩とレモン半個を入れて、40分ほど茹でます。

家庭フレンチの定番を「アーティチョーク・ヴィネグレット」

家庭フレンチの定番を「アーティチョーク・ヴィネグレット」

茹でる時、お湯からアーティチョークが浮き上がらないよう、落とし蓋をしてあげましょう。
茹で上がったら水気を切ってお皿にのせ、萼を一枚ずつ剥がし、付け根の柔らかい部分にビネグレットソースをつけ、歯で削るようにして頂きます。
(↓写真、ヴィネグレット(*)ののった白っぽい部分のみを食べる)

*ヴィネグレットは、紫玉ねぎ、またはエシャロットのみじん切り大さじ1、ビネガー大さじ1、マスタード小さじ1、オリーブオイル大さじ2、塩こしょうをよく混ぜる。

家庭フレンチの定番を「アーティチョーク・ヴィネグレット」

地味なルックスに加え、大きさの割に食べられるところは葉の付け根部分と核の部分のみ!という驚きの一品。
なんと、フランス人はこのアーティチョークを前菜に一人一つずつ食べるというから、もっと驚きです。
せっかちな関西人としては、食べるのに時間もかかるし、アクも強いし、前菜の一つとしてドーンとテーブルに置いて、ちょこっとつまむくらいで十分だと思っています。

日本ではあまり見かけない野菜ですが、野菜直売店などでたまに売られているそう。アーティチョークを見かけたら、ぜひ、「フランス風、アーティチョーク・ヴィネグレット」をお試しください!



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セギュール ちえみ(DS編集部)

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パリ在住の料理好き。特にトラディショナルな料理に魅力を感じている。