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家庭フレンチの定番を「誰もが唸る、世界一のクロック・マダム」 Posted on 2024/06/20 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ

クロック・ムッシュといえば、フランスのザ・軽食。20世紀初頭、パリのカフェで生まれたクロック・ムッシュはこれまでフランス人の小腹を満たし続けてきました。

クロック・ムッシュって、要は食パンにハムとチーズを挟んで温めた、ホットサンドでしょ?
と思われがちですが、手作りのベシャメルソースを加え、ワンステップずつ丁寧に作ったクロック・ムッシュは、バターのコクとミルキーな風味、チーズの香ばしさ、カリカリとふわふわのダブル食感、と、とても手の込んだ一品。
クロック・ムッシュに目玉焼きがのったものを「クロック・マダム」と言いますが、卵が嫌いでなければ、ぜひ、ちょっと贅沢なこちらも食べていただきたいです。
今日は、一口食べれば誰もが唸るクロック・ムッシュ、クロック・マダムの作り方をお届けします。
一口食べればきっとご家族も笑顔になること間違いなしです。

家庭フレンチの定番を「誰もが唸る、世界一のクロック・マダム」



まずは、ベシャメルソースを作りましょう。
フライパンにバター30gを入れ、弱火でバターを溶かし、同量の小麦粉を加えます。
ゴムベラで練るようにバターと小麦粉を混ぜ、よく馴染んだら牛乳(全部で300ml)を少しずつ加えていきます。
ダマになるので泡立て器に持ち替えてグルグルよく混ぜていくと、トロトロのベシャメルソースが出来あがります。
最後に塩胡椒、ナツメグなどで味を整えてボールに移し、粗熱を取っておきましょう。
ベシャメルができたら、その他の材料であるハム、チーズを準備し、食パン(8枚切り)に具を挟んでいきましょう。

家庭フレンチの定番を「誰もが唸る、世界一のクロック・マダム」

家庭フレンチの定番を「誰もが唸る、世界一のクロック・マダム」

パンにベシャメルソースをぬり、ピザチーズ、ハム、ベシャメル、ピザチーズの順で重ねます。
パンでフタをしたら、その上からまたベシャメルソース、ピザチーズをのせ、ガリガリと胡椒をふって180度に予熱したオーブンに投入。
15分ほど焼き、美味しそうな焼き色になったらオッケー。
オーブンの上火を強くしておくと、表面が早く焼け、パン全体を焼き過ぎずにすみます。
オーブントースターの方が上手にできるかも。
焼き上がる3分ほど前から目玉焼きを焼き、出来上がったクロック・ムッシュに目玉焼きをのせればクロック・マダムの完成です。

家庭フレンチの定番を「誰もが唸る、世界一のクロック・マダム」

ナイフを入れると、ぷにゅっと流れ出る半熟の黄身がサンドイッチ全体を包みます。
クロック・ムッシュだけでも十分美味しいですが、半熟卵が加わることで全体の味に深みが加わり、また、卵のある部分とない部分で味に変化もつきます。
まわりはカリカリ香ばしく、中はふわふわのクロック・マダム。きっと(笑)、カロリーは高めですが、週末のランチに、ぜひ、ぜひ、お試し下さい!

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パリ在住の料理好き。特にトラディショナルな料理に魅力を感じている。