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家庭フレンチの定番を「ランチより、ディナーより、プチデジュネ(朝ごはん)が好き」 Posted on 2020/07/02 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ

日本では、夜布団に入る時から翌朝のトーストが楽しみで仕方ない人でした。私は関西出身なので、食パンといえば5枚切り。ちなみに、もっちりした「本仕込み」派です。関東では6枚切りが主流であることを知って驚きましたが、何でも、粉もん文化の関西はもっちりした食感を好み、煎餅文化の関東はさくっとした食感を好むのだとか。
ほんまかいな!

さて、フランスの朝ごはん、プチデジュネといえば、タルティンヌ(バゲットを切ったものにバターやジャムを塗って)、クロワッサン、パン・オ・ショコラなど。カフェでプチデジュネをすることはたまにしかありませんが、私にとってはランチより、ディナーより、このカフェでプチデジュネをとる朝のひとときに幸せを感じます。まだほんのり温かい焼き立てのクロワッサンやバゲットが出てきた日には、それだけで1日が豊かに。そして、同じく1日を豊かにはじめた人たちを眺めながら、目の前にある小さな幸せを噛みしめるのです。

家庭フレンチの定番を「ランチより、ディナーより、プチデジュネ(朝ごはん)が好き」




タルティンヌはバゲット半分くらいを真ん中で縦に割ったものが出てきます。バゲット1本の4分の1くらいの量。ジャムはだいたい市販の小瓶に入ったものが付いてきますが、お店によっては自家製のジャムが付いてくるところも。これもまた、幸せポイントが上昇します。一般的にはタルティンヌかヴィエノワズリー(クロワッサンかパン・オ・ショコラ)どちらか選ぶのですが、クロワッサンとタルティンヌが付いてくる欲張りセットを提供するカフェもあり、これを平らげると、カロリー的にもランチ抜き決定という感じですが、せっかくのカフェでの朝ごはんなのですからそんなこと気にせず食べてしまいましょう。そして、朝ごはんセットにはだいたい好きな温かい飲み物を一つとオレンジジュースが付いていますが、朝のカフェ・クレームの味はなぜだか格別だし、このオレンジジュースがフレッシュオレンジジュースだったら、もう言うことはありません。

朝、カフェに入った瞬間に漂うコーヒーとパンの香ばしい匂い・・・。この匂いはフランスに何年暮らしても飽きることのない”幸せの匂い”なのです。

家庭フレンチの定番を「ランチより、ディナーより、プチデジュネ(朝ごはん)が好き」

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Posted by セギュール ちえみ(DS編集部)

セギュール ちえみ(DS編集部)

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パリ在住の料理好き。特にトラディショナルな料理に魅力を感じている。