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毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」 Posted on 2026/03/28 辻 仁成 作家 パリ

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」

じゃじゃーん、今日はマスタードとはちみつで、美味しいものを、作るよ!!!
右がマスタード、左が、はちみつ、だけれど、これはトリュフいり。普通のでいいですよ。なんでもいいです。寛大。

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」

鶏胸肉を写真のようにだいたんに升目っぽく切れ目をつけていきます。
そこに、写真上のマスタードとはちみつを練り込んでください。白ワインもいれて、マリネします。
そして、ジップロックなどにいれ、空気をぬいて、一晩冷蔵庫で寝かせます。
おやすみ~、笑。

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」



毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」

フライパンにバターをおとし、先のマリネされた鶏肉を焼きます。底面に焼き色が付いたら、白ワインを回し掛けします。
ここで出てくる茶色いソースが絶品なので、それをあとで鳥グリルの上にかけて食べたらいいですよ。
辛くしたければ、カイエンペッパーとか、ふりかけてもいいし、パルメジャーノとかほしいというかもね

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」

とりあえず、パスタにのっけてみましょうかね。
えいやー。

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」



あと、うちは、これをパンとかバゲットに挟んで食べることも多いです。週末とか、天気がいい、桜満開のころに、これ持ってピクニックって最高じゃないでしょうか?

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」

辻家名物、ハニーマスタードチキンのバゲットサンド!



でも、やっぱり、パスタにあいます。このソースを絡めながら、生麺とかね、タリアテッレとか、あいますよ。
ボナペティ!

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」

お知らせです。
3月30日、天下無双のポルケッターメン。

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発売中。新刊エッセイ集「キッチンとマルシェのあいだ」光文社。
文庫「父ちゃんの料理教室」大和書房。
8月5日から三越日本橋本店特選画廊A全面で「辻仁成展、鏡花水月」。
9月4日、小説「泡」、集英社。
11月、リヨンで個展。
他、いろいろ。

毎日が勝負飯、「ハニーマスタードチキン」



「ムッシュ、私、大きくなったら、料理が出来る男性と結婚したい」
照れている父ちゃん。いやあ~、それほどでも~。←しんのすけ、・・・
息子が白い目で調子こいてる父ちゃんを見ている。息子はぼくらの会話には参加してこないけど、一応、遠からず近すぎず、こちらの様子をうかがっている。
「いいね。料理の出来る男は頭いい人が多いよ」とぼく。
「ほんとう?」
「ほら、ここにいるでしょ?」
「あはは」
ニコラが笑いを来らえている。
「ご馳走様」
息子が食器を持ってキッチンへ、ニコラも真似して一緒に自分が食べた食器をかたずけに行った。えらい!!!
「普通ですよ。パパとママが離婚してから、あの子は全部自分で出来るようになった」
「それはマノンちゃんが一生懸命お母さん役をやっているからだよ」
「えらいわ、自分」
「たしかに」
ぼくらは笑いあった。
食後、結構、長い時間、二人は三四郎と遊んでくれた。
こうやって、ぼく以外の人と交流を持つことは三四郎にとって、とってもいいことなのである。
特に、マノンちゃんはまだ子供とはいえ、母性の強い子なので、ニコラと同じように三四郎の扱いもじょうずなのだ。
ぼくはマノンが遊んでくれている間に、仕事に集中することが出来た。小一時間ほどして、三四郎の部屋に行くと、マノンの腕の中で三四郎が甘えていた。
「写真、撮ってもいいかなァ?」
「ええ。あとでください。友だちに見せたいの」
「もちろんだよ。優しい親戚のおじさんの家で、美味しいパスタもご馳走になった、って自慢して構わないよ。ついでにパスタの写真も送っておこうかね」
やれやれ。親戚のおじさん、調子こいてるね~。
そんな穏やかな日曜日のひと時なのであった。

つづく。

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Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。