PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「ビビングクス」 Posted on 2026/06/02 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
ちょっといいこと、ありました。
あのですね、ブロカント(ガラクタ市)に行きましたら、伊万里焼のような皿があったので、えええ、これ、本物? じろじろ・・・。
どうも、本物のようだったんですよね。父ちゃん、目利きですから・・・。
これはもしかして、伊万里焼、有田焼系の「染錦」あたりじゃないか、と推測しました。はずれていたら、赦してください、あはは。
それで、お店の人に、いくら、と訊いたら、5ユーロ、という返事だったので、即買いました。
まず、皿の裏に、印がないのは、時期が結構古いんですよ、
それと、サイズ測ったら22センチだったので、7寸皿なんです。店の人はまったくわかっていません。
こういうものを昔買った、フランスのお金持ちって大勢いらっしゃって、受け継がれているうちに、価値が分からなくなって、流れるんです。それを集めてガラクタ市の連中は、何も知らずに販売をするわけで・・・、そこがねらい目なんですよねー、うっしっし。
これはどうも、江戸時代後期から明治前期と思われました。
表の文様に松葉らしき緑色の文様があるじゃないですか、南天のような赤い実も描かれておるし、ふむふむ、こいうのって当時の伊万里の普段使い中皿の典型なんですよ。
で、罅とかカケがないので、保存状態は良好、ぼくがイメージした金額は1万円程度、高くて2万円かな、と。
なので、まよわず、即、買いました。笑。別に外れていても、ま、自分が楽しければいいし、よく見ると、たわみかたも本物っぽいので、嬉しいですよね。
このシリーズ、うちに結構あるので、ちょうどいい仲間が増えましたです。
☆
ガラクタ市は、ぜひ、行ってください。フランスのおっさんたち、何も日本のことわかりませんから、
「これ、アジアのどっかの皿なんだよー」
と自慢してました。
「メルシー、しょうがない、高いけど、買ってあげるよ」
ということで、ゲット!
幸せ~。



ということで、今日は、暑いけれど、幸福になったので、ちょっとピリッとしないとならないな~、と思い、韓国の冷麺、ビビングクス、を作ることにしましたー、あはは。
一緒に作りましょうね!
これ、マジで、美味いです。
ノルマンディのシェフ友、チャールズの奥さんミハーさんが韓国系フランス人でして、教わりました。
家庭の味ですって。
でも、岩手の冷麺とはぜんぜんちがって、濃厚なのよね。岩手の冷麺も大好きだけれど、ビビングクス、美味しいですよー。
☆
主な材料は、こちらの写真をご覧ください。
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ぞして、目安レシピです。
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胡瓜とレタスをこのようにカットしてね。
で、大切なのは、タレになります。
人数で量を増量減量してください。3人分だと、大匙で、
砂糖、いりごま、お酢、ごま油、コチジャン、で作るんですが、割合は、
1:1:2:1,5:1,5(1でもいい)くらいです。大匙で測ってね。
6人分にしたら、その倍でお願いします。
コチジャンは入れすぎると、後でお腹にくるから、1~1,5で調整してください。コチジャンによって、辛さもちょっと違うので、お好みで・・・。
えへへ。



硬めに茹でたそうめんで作りました。
下の写真のように盛って混ぜて食べるんですが、ぼくはシェフの奥さんにもらったキムチを少しいれちゃいました。(その場合はコチジャンを減らす)
半熟ゆで卵が、最高にあいますよ。
☆
ボナペティ!

「ましっそそよーーーーー」(おいしかったー)

近況のようなもの。
「歌う詩人」27日は売り切れ、28日は間もなくだそうです。6月1日の夜の時点ですから、2日は・・・。
ともかく、初日に売り切れ、ありがとうございます。熱血で、がんばりますね。いや、頑張るぜ、と「歌う詩人」たちが言うています。笑。
今回、3日前までにキャンセルが出たら、席をライブハウスが回してくれることになっているので、一度、どうしても行きたい、という人は、mandalaの津山さんに連絡をし、ウエイティングリストに、ね、お願いします。
ま、また、いつかやりますから、大丈夫ですよ。それに8月5日からの個展会場でお会いしましょう。5日の初日は、様子見に行くでしょう。
11日まで、前半はびったりとはりつきたい、ですね。行くとこないし・・・。見かけたら、笑顔、お待ちしております。
えいえいおー。

父ちゃんの美術サイトに、まもなく、夏の個展の写真が掲載される予定です。チェックお願いしますね。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



