PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「たまねぎのパスタ」 Posted on 2026/05/29 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
フランスはどこも30度越えでして、ひどいところは35度とかなんです。欧州全員で熱波らしいですね。
日本だとどこの家にも必ずクーラーがありますが、フランスの普通の家には、最近は増えてきたにしても、普通はないんです。うちもない。クーラー。
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なので、三四郎は床が石なので、そこで寝転がって、動きません。
太陽が沈んだら、近くの海辺に行って、夕涼みをしております。
太陽が海の向こうに沈んだあとは、いくらか楽にはなりますが、熱帯夜にかわりはありません。
あぢぃ~。


今日はですね、玉ねぎ一個で、出来る「たまねぎのパスタ」を作ってみたいと思います。
ぼくがバンドマンやっていた時代、お金があんまりなかったので、こればっかり食べていたのですが、「売れないバンドマン・パスタ」と呼んでおりましたが、今でも、美味しいので時々、つくっては、食べております。
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材料、主な・・・
たまねぎ、です。あはは。

ま、基本はペペロンチーノと同じ要領ですが、ニンニクの微塵切りにオリーブオイルをかけて、香りをうつし、唐辛子とかもいれて、そこにスライスした玉ねぎをくわえ、炒めます。
ひたすら、炒めるだけです。中火と弱火のあいだ、冷静と情熱のあいだ、くらいで炒めましょう。
たまねぎがあめ色になるまで、根気強く炒めるのがコツです。唯一の・・・。
で、バターを10g程度、お好みでいれてください。


白ワインとかいれます。
ぼくは、もしあればですが、ラム、とか、カルバドスを小さじ一くらいいれます。なんでもいいです。ウイスキーでもいいかも・・・。
そういうお酒の香りが似合うパスタなんです。

麺を固めに茹でますが、ゆで汁をお玉の半分強、すくいとり、いれちゃってくっださい。大事です。これがコツの第二ポイントです。もしかすると、お玉一でもいいです。様子をみて、乳化具合で判断をすること。
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ぼくは辛いのが好きなので、ここに、辛い粉、を入れます。フランスだと、ピーマンエスプレット、日本だったら、七味とか、あ、今日はパプリカを入れてみました。パプリカがいいかもね。



硬めに茹でたパスタを投入し、オリーブオイルちょこっと回し掛け、塩胡椒で味を調えます。乳化具合が大事だから、フライパンを傾けて、とろみ感を確認!
はい、完成です!!!
※ 麺はバリラの7番です。辻家定番のパスタになりますが、好きなサイズのパスタ、なんでもいいですよー。

美味しんですよ。
粉チーズはなくてもいいですが、出来れば、がりがりの黒胡椒は必須。抜群に相性いいんで、カチォペペみたいに、どばっと、かけてみてね。
ボナペティ!!!!!

父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
ゴメスと電話で話しました。全作品が、日本に到着したんです。おめでとう!!!!! それで、お礼と、個展まで注意をして保管するよう、指示をだしました。湿度、温度が違うので、保存状態が大事です。ゴメスは、プロなので、信頼しています。ゴメス、任せた!
辻仁成は引退をしたんですが、父ちゃんは新しいバンドの一員になり、新しい音楽の世界へと動き出しています。絵画やアートとの融合です。楽しい世界。
今日、しげちゃんとZOOM会議をしました。
秋のパリのアートフェアの作品に向き合っています。斬新なアブストラクト。今まで使ってなかった新しい色が弾けています。
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8月5日から11日まで、三越日本橋本店、特選画廊にて、辻仁成展「鏡花水月」
10月22日から25日、パリ、コンコルド広場でのモダン・アートフェアに出展。
11月5日より、リヨン市で個展、全部、新作ですが、パステル画の展示があります。
えいえいおー。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



