PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「サーモンのパイ包み」 Posted on 2026/05/31 辻 仁成 作家 パリ
この日曜日、余力があるなら、サーモンのパイ包みでも、作ってみませんか?
スーパーでパイ生地を買ってね。
とにかく、見た目がアートだだから、家族が笑顔になるし、創った自分は芸術家になった気分に浸れるし、もう、言うことなし、の最強料理になりますよー。
では、まず、材料から。
鱒または生サーモン 400g
塩・こしょう 少々
冷凍パイシート 2枚(20cm×20cm)
長ネギ 1本(80g・千切り)
ほうれん草 2株(80g・長さ4cm)
とろけるチーズ 50g
卵黄 1個
サラダ油 適量
<味噌ベシャメルソース>
バター 25g
小麦粉 25g
牛乳 120cc
味噌 25g
塩・こしょう 少々
醤油 小さじ1/2

はい、じゃあ、一緒に作っていきましょうか。
まず、味噌ベシャメルソースを作ります。
小ぶりのフライパンに中火でバターを溶かし、小麦粉を加え、木べらで捏ねるように、少しずつ少しずつ牛乳を加えながら…。
辛抱強く練って混ぜ合わせてください。
塩胡椒少々、お醤油小さじ1で味を調え、最後に味噌30gを投入し、しっかり混ぜ合わせたら、ほーら簡単、まずは、ベシャメルソースの出来上がり。
味噌の濃さはお好みでね。


次に、千切りの長ネギ三分の一、ほうれん草、同分量を炒めておく。(ちょっと冷ましておこうね。パイ生地が溶けちゃうから)。
解凍したパイ生地2枚を中心部で繋ぎ合わせ、麵棒で魚が入るくらいのサイズに引き延ばします。
真ん中にネギ、ほうれん草を引き、その上にサーモンを置いてください。


味噌ベシャメルソースでサーモンが隠れるくらい覆い、最後にエメンタールチーズ(蕩けるチーズでいいよ)をかけます。
下のパイ生地に魚の淵に向けて外側から斜めに包丁を入れ、切り取り線を作っていきます。
切り取り線から順にパイ生地を剥がし、着物を羽織らせる感じで交互に重ねていきます。
(この辺、写真を参考に。包丁をいれるとき、定規替わりに菜箸などを置いて、上手に間隔をとりながらやるといいよ)
そして、両端を閉じ、粘土細工でもするように、頭としっぽはお好きなように創作すれば、ややや、窯に入れる前の陶芸作品みたいじゃない!!!
た、楽しい~。




照りを出すために卵の黄身(少し水で伸ばしたもの)をはけで万遍なく表面に塗らなきゃいけません。こういうのは、我が家では、息子君の仕事でした。かつて・・・。
予め200度で温めていたオーブンに入れ、クッキングペーパーを敷き、魚型パイを置いたら、30分前後でサクサクジューシーなサーモンの和風パイ包みが出来上がり!!!
オーブンから取り出す時の、わお~、という顔が最高だよね!!!
さぁ、父ちゃんと一緒に食べましょう。
いただきまーす。



見た目に美しい豪快な一皿、テーブルに出した瞬間の家族から笑みがこぼれることは間違いありません。
家族の平和があってこその、世界の平和です。父ちゃんだって、そんな幸せな時期がありました。なので、今はもう、こういう大作は作らないですね、まかない、以外、あはは。笑。
ボナペティ!!!
☆
父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
6月1日、朝7時に、ここで、重大発表があるようです。笑。ま、軽く無視してくださっても大丈夫です。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



