PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「次の日の握り飯が最高、辻家定番、鶏ごぼうご飯」 Posted on 2026/06/10 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
なんにも予定のない日が続いています。
ちょっと昨夜眠れなかったので、今日はメラトニンを買いに行き、帰りにいつものカフェで、だらだら。
カフェのマダム、パトリシアさんに、先日描いて額装したパステル画を見せ、自慢する父ちゃん画伯・・・。カバンに忍ばせて来た、わけです。ついでにカフェに勝手に飾ってしまう、ずうずうしさ。
「ここの壁にちょっと飾ってみようかな」
飾ってある絵をどかして、勝手に飾る、父ちゃん。
常連客達が集まり、ほ~、と唸りだし、抜き打ち展覧会、開幕! ムッシュ&マダムたちが、腕組みして、見入っています・・・。汗。
「すてきねー。パリの絵?」
「そうなんですよ。パリにいる時には、夜な夜な出歩いて、セーヌ河畔を散歩しながら、こうやってスケッチしているんですわ。もうずっと」
「ほー、なんか、物語があるじゃないか」
セバスチャン村長が、褒めてくださいました。髭の紳士です。
「これ、ほしいわ」
「マダム、嬉しいこと言ってくれますねー」
「いつ展覧会やるの?」
「パステル画展はまだ、やるか決めてないですけれど、画集を出したいので」
「えええ、ほしい~」
ということで、何もない日でしたが、自慢で楽しい午後になりました。そうなんです。モノクロの絵は画集+読み物がいいかな、って計画中でして、みなさん、気長に、お待ちくだされ~。

自慢している父ちゃんの足元には、三四郎がおりまして、「つまんないから、はよ、帰ろうや、パパしゃん」と申しておりました。
ちょっと、待て。
今、ゴッホになったような気分なんじゃから、・・・。あはは。

ということで、気分があがった父ちゃん、今日の夜ごはんは、昨夜作ってたべた「鶏ごぼうご飯の握り飯」なのですが、これがまた、最高なんですよ。
前日に握った鶏ごぼうご飯のおにぎり、味がしみて、馴染んで、もう、超最高、たまりません。
☆
まずは、材料から、
鶏もも肉、200gくらい
ごぼう、適当
ご飯2合。(翌日のおにぎり、あと冷凍で一善分を見込んで)
☆
ちっちゃくカットした鶏肉とささがきのごぼうを炒めて醤油+みりんで煮詰めます。
ご飯を2合の水量に合わせ、出汁袋1個と上記の鶏ごぼうを煮汁ごと入れて、醤油を少し足して炊きます。早炊き推奨です。
醤油みりんは大さじ2ずつくらい、かな・・・。
この辺はいつも一緒です。もう何回もやっているんですが、ごぼうを見かけると食べたくなる、辻家の超定番メニューなんですよ。

で、完成。
まずは、茶碗一杯分を夜に食べます。

で、残ったご飯を小さ目のおにぎりにします。小むすびと呼んでいますが、これが、最高にうまくなるんですよ、翌日のこむすび君。
あたたかい鶏ごぼうご飯とみそ汁とか、最高なんですが、すぐに握って常温で寝かしたおにぎりは、もう、さらに超最高のレべチです。
海苔を巻いて、がぶっ!
ぎゃあああ、まいう~。

ここのところ、何にもない日なんですが、コツコツ、創作は続いています。
「夜のスケッチ」シリーズはね、ノルマンディでもやっていて、夜散歩をして、桟橋とか、埠頭とか、ヨットハーバーとかでも描いています。
夜のスケッチ展もいつかやりたいですよね。
はい、じゃあ、仕事に戻りますよ。
精一杯生きたるぞー。
えいえいおー。

父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
フランス語だと自分の言語じゃないので、なかなか、通じないものがありますが、絵を見せると、だいたい通じます。理屈がないので、その人の記憶とすっと繋がることが出来て、そこがアートの素晴らしいところですよね。
✫
8月5日から11日まで、三越日本橋本店、特選画廊にて、辻仁成展「鏡花水月」、三越を辻美術館に改築してお届けします!入り口から入り、出口から出て、一巡する個展ですー。
10月22日から25日、パリ、コンコルド広場でのモダン・アートフェアに出展。11点が決まりました。コンコルド広場特設会場にて。
11月5日より、リヨン市で個展。先日、第18回リヨンビエンナーレに公式参加が決定しました。ギャラリー48が主催ですが、もろもろ、決まっていくでしょう。油絵24点、パステル画5点、かな・・・。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



