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松江で日仏作家会議を開催いたしました Posted on 2026/10/25 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
10月22日に日仏16人の作家は、京都から松江を目指しクルーズトレインに乗り込み、24時間の小説執筆の旅へと出たのです。
フランス人作家8人と、日本人作家8人で、共通のテーマと共通の登場人物を持つ16の短編小説を一気に書き上げるというとてつもなく、クレイジーなプロジェクトに参加した父ちゃんなのですが、いやはや、これはものすごい文化の壁を感じながら、日本人作家、フランス人作家の戸惑いの中で、推し進められ、最終的に、22日の早い時間に締め切りがやってきて、ほぼ全作品が一応の完成を達成することができたのです。(もちろん、単行本化にあたり、それぞれは加筆訂正をして、仕上げることになりますね、はい。まだ長い道のりですぞ)
10数年前に、カナダでフランス人作家+カナダ人作家による第1回目が行われたのだそうです。今回は、舞台を日本の松江にうつし、より壮大なスケールで行われました。
自分の意見をどんどん発信するフランス人作家陣、一方、無口な日本人作家陣、この文化と言語と歴史の違いは明らかでしたが、24時間のあいだに、少しずつその距離感は縮められたかな、と思います。

松江で日仏作家会議を開催いたしました

こちらは、松江駅に到着した時の、歓迎セレモニーの様子です。たくさんの報道陣に出迎えられ、ちょっと戸惑う16人の作家陣でありました。(中には大喜びをする人も・・・)

松江で日仏作家会議を開催いたしました

京都でも、松江でも、東京でも、このようなシンポジウムが、いくつかに分散されて行われました。
まとめたのは、フランスとカナダの国籍を持つアンヌ・フォレスト・ウイルソンさんです。パワフルなディレクトリスでしたね。ええ、すごい力を持った才人でありました。
☆
松江に到着した夜に、島根県立美術館で、壮大なパーティが開かれたんです。

松江で日仏作家会議を開催いたしました

松江で日仏作家会議を開催いたしました



島根県、松江市といえば、あの「怪談」で有名なアイルランドとギリシャの血をひく、作家、ラフカディオ・ハーンが一時期暮らした、土地・・・。
その末裔の、ひ孫にあたるのが、こちら左側のボン小泉さんになります。(右側が、主催のアンヌさんです)
ラフカディオ・ハーンの血を8分の1、受け継がれていますね。現在は、松江で大学の教授、そして、ラフカディオ・ハーン文学館の館長をされています。
ちょっと、似ておられますね。
個人的にはラフカディオ・ハーンの「日本の面影」というエッセイ集が好きです。日本を愛した小泉八雲の足跡が松江のいたるところに点在しておりました。「となりのヒトナリ」で生配信をやりましたので、気になる人は、アーカイブで、どうぞ。えへへ。

松江で日仏作家会議を開催いたしました

ということで、父ちゃんは、松江で、鯛茶漬けを食べてから、一人、出雲を目指すことになりますが、この話は、次回、詳しくお伝えします。
というのも、父ちゃんは出雲で、これまでにないほどの霊的な衝撃を受けることになったのです。
それは、すさまじい、経験でした。
そのために、この「24時間小説」の仕事を受けたのだな、ということもわかりました。
まさに「ご縁」といいますが、一期一会は、積み重ねられた出会いの中でこそ、花開くものなのです。
次回、週明け、水曜日くらいに、トンボに導かれた「出雲大社」日記、を配信しますので、お楽しみに!

松江で日仏作家会議を開催いたしました



父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
小説新刊「泡」松江で30冊くらいサインをさせてもらいました。松江の読者の皆さん、本当にありがとう。
そして、新譜「詠み人知らず」ディスクユニオンで一位を獲得し、じわじわと広まっております。楽しみですね。出雲でいつの日か、「歌う詩人」のライブが出来たらいいな、と思っていますよ。
小さな声で、えいえいおー。

松江で日仏作家会議を開催いたしました

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自分流×帝京大学

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。