PANORAMA STORIES
父ちゃんの普段着飯、「献立に困ったら、ひき肉とマッシュルームの濃厚スパゲッティ」 Posted on 2026/10/31 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
三四郎はカフェに行くと、なんかくれそうな、おじさんとか、おばさんの足元で、物干しそうな態度をとるんです。
「さんちゃん!?」
無視。
「三四郎!」

「え? なに?」
「なに、じゃないでしょ? 物欲しそうな顔して、知らない人の足元で、その人を見上げるのやめなさい」
「え? ダメなの?」
「ダメだよ。そういうのは絶対だめ」

「知らなかった」
「知ってるだろ。ダメだよ」
「うふぇー」
という顔で、そっぽをむく、さんちゃんでございました。あはは。
☆
ということで、今日は、ひき肉と秋ですからマッシュルームを使ったパスタを・・・、え?
「辻さん、昨日もポルペッティ作ってましたよ、大丈夫?」
「あ、大丈夫です。昨日のは生クリーム、ホワイト系ですが、今日は赤ワインで、レッド系なんで・・・」
あはは。
☆
この顔、どう思います?


では、さっそく、目安レシピを!
はい、まず、ココットに、微塵切りにしたにんにくとエシャロット(玉ねぎでいいですよ)をいれ、オリーブオイルに香りを移す。

塩胡椒をしたひき肉(牛のひき肉でも、豚引きでもオッケー。あ、牛豚合い挽き肉ならもっといいかも)を投入し、細かく炒めてから、赤ワインをいれて、ぐつぐつ煮込む。

別のフライパンで、ごろごろカットしたブラウンマッシュルームを炒め、そこにシードルをぶっかけ、香りを引き出す。シードルがない場合は、白ワインとかロゼワインとか料理酒とかでいいです。あはは。なんでもいいみたいね。そう、なんでもいいんです。大事なのは、ひき肉、マッシュルーム、赤ワイン、という黄金比。


シードルで炒めてしんなりとしたブラウンマッシュルームをココットにいれて、ひき肉の赤ワイン煮込みとよく混ぜ、バター、生クリームを投入し、両者を結合~。
ぐつぐつ、煮込みながら、塩胡椒をして、味見していく。

これで、ひき肉とブラウンマッシュルームのパスタソースの完成。
でも、ここからだよ。
別途、普通にペペロンチーノを作り、お皿に盛り、その上から、このひき肉&ブラウンマッシュルームのソースをかけると、おおお、全部完成となるのであーる。
ペペロンチーノは、唐辛子たっぷり、で作るといいよ。
赤ワインで煮込んだひき肉と、シードルで炒めたブラウンマッシュルームのダブルソースの上に、唐辛子、にんにく、アンチョビの乳化ペペロンチーノだから、トリプルソースみたいになります。
はい、今日も満腹&おいしいで、決まりですね。
ボナペティ!

父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
とにかく、毎日、運動と深呼吸をやって、身体を整えております。いざという時に、頼れるのは自分だけ。
はい、「歌う詩人」はディスクユニオンのプログレッシブロックチャートで一位、しつこい。
11月8日は、バスティーユのカフェ・ド・ラ・ダンスで、エバーマインズと対バンライブ。
11月14日は、父ちゃんのアトリエライブ、インスタでは生配信の予定。
おっと、11月4日の17時から、リオンで個展、3週間続きます。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。


