PANORAMA STORIES
父ちゃんの普段着飯、「献立に困ったら、簡単タルティフレット」 Posted on 2026/11/01 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
今日は息子くんから、職場写真が送られてきたのですが、へー、こんな風に仕事しているのだ、と感動。
嬉しいものですね。
がんばれ~。
しかも、最近、彼が作った料理の写真も添えられていて、ますます、料理男子まっしぐらなのが、親ばかでしょうか、いっそううれしかったのです。
はい、ということで、息子が小さかった頃、けっこうな頻度で、献立に困った夜とかに作っていたのが、今日、皆さんにご紹介する、タルティフレット、要は、ジャガイモのオーブン焼きでございます。
☆
簡単で、材料費かからないし、ちゃちゃっとできる割にはボリューミーだから、家族みんなで幸せになれますよ。
材料:
じゃがいも、250グラム
玉ねぎ、大、ひとつ
ベーコン、100グラム
カマンベールチーズ、一つ丸ごと
塩と胡椒、少々
白ワイン、50ml
では、さっそく、はじめましょう。
まず、玉ねぎをスライス、薄切りにします。
で、次は、フライパンで細切りにしたベーコンを炒め、ちょっと油を足して、そこにさっきの玉ねぎを入れて絡めながら、中火以下でじっくり火を入れていきます。
玉ねぎって、優しく火を入れるのがコツ。時間がかかるけど、しんなり、色づいて、少し茶色くなるくらいが美味いんですよね。
焦げ付かないように、ヘラでよく混ぜながら、炒めていきます。塩、胡椒も忘れるないでね。
いい色だねー。

そしたらここに、白ワインをぶち込んで、ヘラで、焦げ付いた部分なんかを削いで混ぜていく。
このちょっと焦げ付いた、キャラメリゼされたところなんかに旨味が宿っているから、余さず、削いで混ぜてくださいな。
そしたら、次はじゃがいも!
じゃがいもの真ん中に包丁ですっと切れ目を入れて、全体を軽く濡らし、一個一個をサランラップで包んで電子レンジに入れて、600wで3分から3分半、チン。
で、切れ目のところから剥いて、一口大にカットします。
お湯で茹でてもいいけど、15分くらいかかるから、この方が早いかもね~。
玉ねぎを炒めてる間に出来ちゃうから、便利ですぞ。
これとあれとそれをこのタイミングで交互にやれば時間の節約になるなって考えながらやるといいですよ。
頭の体操にもなります。
茹であがったじゃがいもはオーブン皿に並べて、その上からさっきのベーコンと玉ねぎの炒めたやつをかけて、ヘラで和えてください。
絡める感じで大丈夫。
その上に、今日はカマンベールチーズを一個、丸ごと使うけど、本家本元のタルティフレットは、本当はロブルション・チーズを使います。
日本だとなかなか探せないから、今日はカマンベールにしましょうね。
オーブン皿がオーバルだから、カマンベールも円形のまま、上下をカットして二つにわけて、ボンボンと上に載せたってください。
予め、オーブンは温めておきましょうね。
これはオーブン料理の鉄則です。
オーブンにぶちこんだら、あとは出来上がるのを待てばいい。
もう火は通っているから、上のチーズが融けて、表面が軽く色づいて、グツグツとなってきたら、完成です!
チーズは、ピザ専用チーズでも、ラクレットでも、なければ、なんでもいいっすよ。
簡単でしょ? これが、めっちゃおいしいんです。
ご家庭で、フランスの味を!!!!
ボナペティ!!!!


父ちゃんの独り言、&、近況のようなもの。
4日の17時くらいから、リヨンの個展がスタートします。詳しい住所などは、フライヤーに掲載されていますので、どうぞ。
そして、11月8日のパリでのライブですが、エバーマインズのライブに父ちゃんがゲストで参加します。父ちゃんの出番は20時から、30分程度です。19時半開場かな、まこちゃんがいますので、みかけたら、声かけてくださいね。詳しい情報は、下のフライヤーに載っていますよ。



Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



