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ザ・インタビュー「CHICO SHIGETAに訊く、最強のセルフケアってどんなこと?」 Posted on 2021/01/18 辻 仁成 作家 パリ

セルフケアの実践者として、コスメブランドSHIGETAの主催者として、パリで活躍するセレブたちに愛されてきたチコ・シゲタさん。身体が宇宙と繋がるような、心地よいオーラを自ら発し続けるその存在は他に類をみないほどにナチュラルで輝いています。今日は、1月31日に行われる地球カレッジの講座を前に、タイの生活地とパリを結んでインタビューをやらせてもらいました。

ザ・インタビュー「CHICO SHIGETAに訊く、最強のセルフケアってどんなこと?」



地球カレッジ

 パリからタイに移住されて今どれくらいになりますか?

チコ・シゲタさん(以下、敬称略「シゲタ」 2年半くらいですかね。

 タイのバンコクではなくて、海沿いの場所にいらっしゃるのですか?

シゲタ はい、タイの王室の夏の宮殿がある場所で、タイの中でもすごく気候が良いところです。

 タイに移ったのは、何か霊感が働いたのですかね(笑)?

シゲタ 夫がタイが大好きで、いつか住みたいと言っていました。寒いのが苦手なこともあるのですが(笑)。子供が生まれてから、本気で考えるようになりました。

 それで、双子の娘さんが生まれてから移住されたのですね。

シゲタ 彼女たちが1歳ちょっと前くらいに移りました、今3歳7ヶ月になります。

 そんな小さいお子さんを連れて移住されるのに不安とかなかったですか?

シゲタ 小さいからこそ行こうと思って。小さいうちに裸足で暮らす、自然に近い暮らしをするというのを経験させたかったですね。仕事の上でも日本に行きやすい場所が良かったというのもあります。今はどこにも行けないですけれど。

 パリと日本、タイはどのような割合で行き来してらっしゃったのですか?

シゲタ コロナ前はパリには1年に2、3回、東京は毎月行っていました。

 なるほど。SHIGETAというパリのオーガニックコスメブランドはそのままなのですよね? タイに移住されたことで、そちらにも変化はあったのですか?

シゲタ パリのRUE DU BACにある本社もそのままですし、ファクトリーもそのままで、全く変わってないんです。ただ、私のウェルネスの実践という部分では、都会でウェルネスをやるより、空気から変えてしまった、という感じですね。

 コーティングコーチングとか、ヘルスケアとかをするわけなので、チコさんのカラダが健康じゃないとダメですもんね。

シゲタ 健康だったり、心地よいこと。特に、「心地よい」というのが私の中でキーワードですね。

 パリからタイに移住したことで、チコさん自身に大きな変化が生まれているということですね。タイという風土の効果もありますか? お写真を拝見したらより若々しく美しくなられていて、驚きました。

シゲタ そうなのかなぁ(笑)。変化しているのかなぁ。確かに、自分のムードは違いますね。住んでいる街が持ってる気にフィットしていくというか、タイは緩んでるので自然とそういうリラックスしたムードになっちゃいますね。あはは。

ザ・インタビュー「CHICO SHIGETAに訊く、最強のセルフケアってどんなこと?」



 さて、1月31日(日)20時から(*日本時間)から地球カレッジの講師として出演してもらうのですが、この講座に、タイで得られた新しい感覚などを持ちこまれるとは思いますが、さて、いったいどんなことをやりましょうか?

シゲタ そうですね、今、コロナ禍で、すっごく「セルフケア」「セルフマッサージ」をする人が増えたんです。マッサージに行けなくなってしまった、私もインスタなどで発信していますが、多くの人がマッサージとか家でできるエクササイズとか自己完結することをみんなが発信し始めて、みなさん外に出れないから家で実践するようになったんですよね。そこでセルフケアのニーズが増えました。

 なるほど、それはとっても関心があります。ぼくも含め、世界中の人々が、今どこにも行けないですからね…。僕も職業柄、腰が痛いのですが、マッサージにさえ行けないし、フォームローラーを買って自宅で筋肉ほぐしたりしています(笑)

シゲタ もともとSHIGETAはコロナだからセルフケアを始めたわけではなくて、セルフケアを一緒に伝えるために始めたブランドなので、これまでも咀嚼してみなさんが取り入れやすい形でセルフケアを伝えてきたんですね。多くの人に日々取り入れていただきたいと思っていたので、みんなが実践するようになって、需要が高まって、社会的にセルフケアを実践する人が増えたということは、私にとって宝物だと思っています。

 セルフケアって自分自身で体のケアをするということだと思いますが、チコ・シゲタにとってのセルフケアとはどういうことなのでしょうか?

シゲタ 私にとってセルフケアとは、自分とどういう風にうまく付き合っていくかを学ぶことだと思っています。体だけじゃなくて心も同じくですが、私が考えるセルフケアやセルフマッサージって、自分自身と会話していくようなものなんですよね。自分の手で自分の肌に触れていく、自分の体に何が食べたいか聞いていく、みたいなことです。自分自身と向き合って「対話」をしていくことなんですよ。だから、私にとってセルフケアを続けていくことは、自分のことをよく知ること、そして、元気になったり、穏やかに暮らすとか、ハッピーになること、自分と腹を割って付き合っていくこと。それによって、自分に本当に必要なことがわかるようになるんです。他人が良いということ、期待していることをやるのではなくて、自分にとって必要なことができるようになるのです。そしてまた、それは、最終的には「自立」に繋がると思っているんです。それは、今、自分は何が一番したいのか、どうやったらできるのか、というように、自分を理解して生きていくことと全く同じ。そこに続く道なのかなと思っています。だからこそ、セルフケアって大事だなと思っているんです。

 セルフケアとは自分の体を知ることであり、心を知ること。それが自分らしさや、生き方にも繋がる。なるほど、わかる気がするな。では、実際にはどうすれば良いのでしょうか?

シゲタ どこに意識を持っていくのか、何のためにするのか。それに「プロのコツ」というのがありますので、そのコツを足せば、やはり、結果がはっきりと目に見えてきます。結果が出せるから明日もやる。続けて結果が出るから継続する! そういう風に、意識だけじゃなく、肉体も一緒に臨場感を持って変化していくので、意識と体とをうまく組み合わせてやっていけたらいいと思います。

 具体的にオンラインで一緒に実践できることとか見せてもらえたら皆さん喜んでくださると思います。

シゲタ もちろんです。

 偏頭痛とか、不眠、体と心の歪みを治すことのできるセルフケアがあると、ぼくみたいな紺を詰めすぎる人間には有難いですね。

シゲタ はい、偏頭痛、呼吸、顔のリフティングとか、3つか4つ、私がトピックを出します。あとはリクエストやお悩みをもらえたら、その場で答えていけますね。

 顔のリフティングはマストですね! 最近、ぼくも年齢のせいか、疲れ気味で、いろんなところがもたっと下がってる気がしていたんです。

シゲタ 辻さん、そういうことをコーチングさせてもらいます。

 それは有難いです。チコさんの内側から溢れ出す若々しいエネルギーを僕もぜひ見習いたいです。31日、ぜひ、宜しくお願いします。

シゲタ はい、私も楽しみにしています。

SHIGETA
https://shigetajapan.com/

ライフスタイルメディア Spring Step
https://springstep.jp/

ザ・インタビュー「CHICO SHIGETAに訊く、最強のセルフケアってどんなこと?」

チコシゲタ × 辻仁成 「いつものセルフケアをプロ並みの効果にする極意」

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posted by 辻 仁成