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毎日が勝負飯、「オイルパスタ」 Posted on 2026/04/15 辻 仁成 作家 パリ

毎日が勝負飯、「オイルパスタ」

おつかれさまです。
春まっさかりのノルマンディから、でーす。

父ちゃんが大学生だった頃、渋谷に「壁の穴」というパスタ屋さんが出来て、成城大学の学生たちのあいだで、大人気だったんですね。
その後、あちこちにできるんですが、下北沢にもオイルパスタの専門店が出来まして、そこでやたら美味しかったのが、エノキとベーコンオイルパスタだったんです。
大好物でした。
ということで、今日はそれを再現してみますね。

組み合わせってのも、重要なんですよね。エノキにはベーコン・・・誰が思いついたんでしょうかね。
これは鉄板で、あのベーコンのジューシーな肉感と、糸引くようなとろみのあるエノキが炒められる時に生じる濃くと広がり、たまらないものがあります。
ベーコンはほうれん草との相性がまた抜群だから、エノキとほうれん草も結構仲良しだったりします。
安価で、相性のいいものたちを組み合わせると、当たり前のことだけど、美味いものが出来るちう寸法なのです。
そもそも、
このオイルパスタっていう概念、日本がダントツに上をいくんです。ってか、欧州ではあまり食べたことがない。
やっぱり、オリーブオイルの文化圏だからかもしれませんが、太麺パスタとサラダ油の組み合わせは完璧なおいしさを連れてくるんです。
どこか汁なし濃厚ラーメンのような、ううう、たまりませんな。
さっそく、作ってまいりましょう!!!

材料2人分;
太めのスパゲッティ  200g
にんにく       1粒
鷹の爪        1/2本
ベーコン       3~4枚・・・・3cmに切る
玉ねぎ        小さめ1/2個
えのき        1.5パック・・・(根元をカットしておく)
白ワイン       大さじ3~4
醤油         大さじ1弱(しかし、和風感だしたければ、お好みで加えててください)
バター        15g
塩・こしょう     少々
ほうれん草      100g
ごま油        少々白ごま        適量

たとえば、ラーメンの太麺好きと通じるものがあってね、歯ごたえ、コシ、それから腹持ち、食べ応えがよくて、満腹感を得られるから、育ち盛りの若い子たちには最適です。

個人的な提案ですが、スパゲットーニというパスタがおすすめです。
BARILLAというメーカーの、SPAGHETTONI、no7が最高!
細麺だと、ディチェコのフェデリーニかな。この2社は大手のメーカーだけど、どちらも日本で手に入ります。
でも、この際、どちらのパスタさんでも問題ありません。お好きなもので、どうぞ!!!!



はい、まず、
フライパンにサラダ油と潰したにんにく、種をとった鷹の爪を入れるとこからはじめます。
いつもと同じ、火にかけ弱火で香りを移し、そこに3cmに切ったベーコンと串切りにした玉ねぎを投入します。

毎日が勝負飯、「オイルパスタ」



玉ねぎがしんなりしたらえのきを加え、白ワインを回し掛けしましょう。
アルコール分が飛んだら、お玉一杯のパスタの茹で汁を加え(乳化させるので、とろみがでて美味しくなります)、醤油、バター、塩・こしょうで味を調え、最後に3cmに切ったほうれん草を加えて、しんなりしたら火を止め、ちょっとごま油で風味を足すのです。

毎日が勝負飯、「オイルパスタ」



硬めに茹でたパスタを皿に取り分け、具をまずのせて最後にスープを均等に回し掛けしていきます。
白ごまを振りかけたら、はい、もう完成。
エノキとベーコンとほうれん草の和風ぽるパスタ、これは病みつきになりますよ。
ボナペティ!

毎日が勝負飯、「オイルパスタ」

近況のようなもの。
特に何もないです。三四郎と散歩をして、ご飯たべて、創作をしていたら、一日が過ぎた、という感じで、ちょっと退屈しています。
悩んでいた絵ですが、そうそう、千住さんに思い切って見せてみたんですよ、どうおもいますか? って、そしたら、とってもいい、自信を持ってください、と言われたです。ここ最近では、一番嬉しかったことですかね、笑、父ちゃんもそれなりの年齢なんで、誰かに意見求めるって出来ないんですよね。おそれおおいお方でしたが、相談するしかなくて、あはは、おかげで、すこぶる、自信持ちました・・・。ありがとうございます。
今日は、そんな日でした。
明日はどうなることでしょう。
えいえいおー。

父ちゃんの新作、こちらのサイトで、御覧いただけますよ。

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毎日が勝負飯、「オイルパスタ」

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Posted by 辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。