PANORAMA STORIES

毎日が勝負飯、「ドライカレー」 Posted on 2026/05/22 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
アトリエががらんとしております。
絵が全部、出て行ったので、次のアートフェア用の創作がはじまってはいますが、まだ、数点、下書き程度でして、寂しい・・・。
一年間、ここの壁に飾ってあった作品が、船出してしまい、息子が巣立った時のような寂しさを三四郎と一緒に感じている今日この頃ですが、みなさまは、いかがおすごしでしょうか?

父ちゃんのアトリエは一階部分が油絵の制作場所でして、まず、ガレージを改装した下塗りの部屋というのがあって、写真のような場所ですが、ここで、画布にベースの色をいれます。それを右のストックの部屋で乾かしまして、奥の創作ルームで実際に描いていく、という流れです。
下塗りのガレージには本棚があって、欧州で出版された自分の本のストック棚になっています。そういうものを見上げて、ここまでやれたんだから、もっとやれる、と自分を追い込んでいる毎日、です。あはは。

ということで、みなさんの献立に役立つ、「毎日が勝負飯」ですが、今日は、父ちゃんのまかない飯で大人気の「ドライカレー」にします。
主な、材料から・・・・。

毎日が勝負飯、「ドライカレー」

毎日が勝負飯、「ドライカレー」

ということで、一緒に作ってみましょう。
日本のカレールーは、どこのメーカーでもOKでございます。
今日は、4人分に対して、カレールーを二ブロック使いました。
そして、主なスパイス群は、うえの写真のような感じ。
カレー粉
クミン
ウコン粉
タバスコ
パプリカ粉
トマトペースト
トマト・パッサート(ソースに使うジュースみたいなもの。ない場合は、トマトでいいし、トマトもなければ、ペーストを多めに)
醤油
塩胡椒、
バター
オリーブオイル
ええと、そんなところかな・・・。
あ、牛ひき肉、300g程度、
玉ねぎ
にんじん
全部、適量。
白米



毎日が勝負飯、「ドライカレー」

じゃあ、さっそく、なんちゃって、レシピ、いきますか。

まず、微塵切りにしたにんにくをフライパンに。
オリーブオイルを回し掛けし、香りをうつしたら、そこにー、微塵切りの玉ねぎを加え、やや香ばしく色づくまで火を入れ、パプリカを入れて、ちょっと放置~、30秒くらい。
で、ひき肉を加えて、じっくりと、火を入れていきます。
さらに、にんじんの微塵切りを加え、このあたりで、各種、スパイスを適当に、ぶっこんで、豊潤な味わいにしていきまーす~。

毎日が勝負飯、「ドライカレー」

火がいい感じで、まわったところで、中央に隙間をこしらえ、市販のカレールー、2ブロックを置いて、白ワインをふりかけ、火をちょっと強くして、へらで、溶かして混ぜていく。
ぼくはここでトマトのパッサート果汁ソースも加えたりしますが、別に、なければ、大丈夫。あるいは、トマトの微塵切りでもいいよ。なければ、トマトペーストだけでいい。トマトペーストは必須ですね。

溶けてきたら、肉や野菜をさらに混ぜ込んでいく。
そこに、各種スパイスを好きなだけ、入れます。(クミンは少な目)
バターを様子見ながら、20gくらい投下。バターは大事です。
お好みで醤油を少々、塩胡椒、控え目に。

毎日が勝負飯、「ドライカレー」

いい色になって来たねー。
ボロネーゼもそうだけれど、弱火でじっくりと火を入れていくのが基本。しばらく、ぐつぐつと煮込むのは、ボロネーゼと一緒。煮込みのコツです。
その間に、米を二合研ぎ、ウコン(キューキューマ)小さじ1,5くらい、塩胡椒、オリーブオイルちょっと、パプリカ粉ちょっと、いれて、早炊き、スイッチオン!
炊き上がったら、しゃもじで、よく混ぜてから、バター15g程度を投入。放置。報知新聞。
蓋をして、むらしておきます。

毎日が勝負飯、「ドライカレー」

※ 屋根裏のアトリエは主に、執筆、パステル、版画、12号以下の油絵、専用となっております。



毎日が勝負飯、「ドライカレー」

味見をして、塩加減を決めていくのがいいですよ。
タバスコは、意外と、あうんです。お子さんとか、若い子とか、大好きだから、頃合いみて追加してもいいよね。
フライパンで、目玉焼きを作る。
で、お皿に、ウコンバターライス、ドライトマトカレー、目玉焼きの順番で盛り付けしたら、完成!!!!
うちのアルバイトさん、画学生さん、スタッフさん、みんな、大好きな一皿になります。ぼくの青春の味なんですね。
ボナペティ!!!!

毎日が勝負飯、「ドライカレー」

父ちゃんの独り言&近況のようなもの。
老後のことを考えるんですが、もしも、ここで倒れたら、どうするか、とか、その場合、隣のミッシュルは90歳、裏のエブリンは88歳だから、たぶん、飛んできてはくれない。二軒となりの、ご近所さんに僕より少し若いカップルがいるので、まずは、そこに電話かな。それか、シェフ友のチャールズと奥さんのミハーさんが大の仲良しで、車で20分くらいのところにいるから、「助けて」コールとか、父ちゃんのスタッフさんはパリだから、飛んで来れない。何で、そんなことを考えたか、というと、今日、誰もいないアトリエの階段でこけて頭を打って、しばらく、動けなかった。すぐ戻ったけれど、いざ、という時のこと、考えなきゃ、と・・・。笑。たんこぶ、出来た。久々のたんこぶ、でかい。
個展の絵画荷物、第三便が無事にゴメス画廊に到着したとのことで、安心しました。第四便、第五便は現在、シャルルドゴール空港の倉庫です。明日くらいに空の上だね。
詩を書いた。曲に歌詞もつけた。文字遊び、楽しい。
そうそう、今日はTPAがフランス文化遺産講座の中村じゅんじ先生で、ルーブル美術館の映像がふんだんに授業に使われていて、面白かった、です。行った気になれた、あれは人気でるね。
抽象油絵、じわじわ、進んでいる。新境地。つねに、新境地、好き。

8月5日から、いよいよ、日本で個展がスタートします。三越日本橋本店、特選画廊で、11日まで。63点。
10月22日から、コンコルド広場のアートフェアに参加。15点くらい。
11月5日からリヨンで個展です。45点程度、詳しくはまた、のちほど。

そして、父ちゃんの音楽はこちらをクリックですぞ。

https://milestone.tunecore.co.jp/milestones/LeYwbu7hEfgPWl7dPcp7?category=artist_ugc_play_count

毎日が勝負飯、「ドライカレー」

辻仁成 Art Gallery
自分流×帝京大学



Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。